最終更新:2025/06/22 11:32:56
新幹線で利用できる回数券は全国でほぼ壊滅しています。ネット予約におされて年々減少し、東海道新幹線で2025年3月を最後にほぼ全廃されています。
2025年6月現在、唯一残っている新幹線向けの回数券は、JR東海、JR東日本で新幹線定期向けの回数券です。普通席をグリーン席にアップグレードできるものです。全国で2種類だけです。
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2025年6月現在、東海道新幹線、山陽新幹線では回数券がすべて廃止され、利用もできなくなっています。
唯一残っている回数券は通勤定期用の回数券です。
フレックス用こだま号グリーン回数券
フレックスとは、新幹線向けの定期券の種類の一つで、300km以内を自由席で使えるものです。使える人は限られます。
通勤用がFREX(フレックス)、通学用がFREXパル(フレックスパル)。
このFREX、FREXパルと組み合わせて座席をグリーン車にグレードアップできる1か月有効の4枚つづり回数券です。割引率はかなり高く、グリーン料金が70%ぐらいになりますが、グリーン車の席が空いている場合に限られます。
発売終了:予定なし
利用終了:予定なし
JR東日本の系列では東海道新幹線よりも早くに廃止されています。
2025年6月現在、生き残っている回数券は1種類のみ。こちらも通勤定期用です。
フレックス・グリーン料金回数券
フレックスとは、新幹線向けの定期券の種類の一つで、自由席で使えるものです。使える人は限られます。
通勤用がFREX(フレックス)・SuicaFREX、通学用がFREXパル(フレックスパル)・suicaFREXパル。
このFREX、FREXパルと組み合わせて座席をグリーン車にグレードアップできる1か月有効の4枚つづり回数券です。割引率はかなり高く、グリーン料金が70%ぐらいになりますが、グリーン車の席が空いている場合に限られます。
発売終了:予定なし
利用終了:予定なし
九州新幹線が利用できる回数券はすべて廃止されました。
コロナ渦あたりから全国の新幹線で回数券は徐々に廃止されています。廃止された回数券です。
のぞみ・ひかりが停車する主要駅をカバーします。割引率は6%前後で、「のぞみ」「みずほ」「ひかり」「さくら」「こだま」と全列車に乗れます。大人専用で、乗車前に座席の指定をしてもらってから乗車します。6枚セットで3か月有効。
のぞみ停車駅を中心に全列車のグリーン車が利用できる一番高価な回数券です。グリーン車は全て指定席なので乗車前に座席指定をします。割引率は低く2%弱です。
区間も限られ、東京を起点に静岡、名古屋、京都、新大阪、新神戸との区間に利用できます。6枚セットで3か月有効。
岐阜もしくは岐阜羽島と東京都区内を移動するお得な回数券です。
岐阜駅から名古屋までは快速か普通列車に乗車でき、名古屋-東京間は「のぞみ」「ひかり」「こだま」の全列車指定席に乗れます。
岐阜羽島駅から「ひかり」「こだま」で東京までの移動も可能で、5%~6%ぐらいの割引です。
和歌山と東京間が割安で乗り継いで移動できるタイプです。
和歌山から新大阪へJR阪和線の特急「くろしお」で自由席に乗車、新大阪から東京は全列車指定席が利用できます。
普通席の割引率は15%ぐらいで新幹線グリーン席用だと10%割引です。発売はJR西日本の和歌山地区でのみ購入できます。6枚セットで3か月有効。
33区間発売されていました。
割引率は区間によって5%~16%、平均8%前後です。「のぞみ」「みずほ」「ひかり」「さくら」「こだま」と全列車に乗れます。回数券1枚で、こども2人まで乗車できました。6枚セットで3か月有効。
発売終了:2024年12月22日
利用終了:2025年3月31日
沼津、清水、焼津、藤枝、袋井から東京までの「ひかり」「こだま」自由席の回数券。
各駅からJR東海道本線で新幹線駅(静岡か三島)までのきっぷ、新幹線の静岡駅か三島駅から東京駅まで新幹線が利用できるセット切符。割引は平均で8%前後でした。
発売箇所はご注意。東京駅での発売はなく、静岡県内の出発駅や周辺駅のみで発売されていました。
発売終了:2024年12月22日
利用終了:2025年3月31日
東京都区内から熱海、三島、新富士、静岡、掛川、浜松、豊橋、三河安城の8駅間に限定した4枚つづりで3か月有効のタイプです。全駅停車する「こだま」のグリーン車に限って利用できました。
割引率は高くて25%あります。普通に買う指定席に+500円ぐらいでグリーン車に乗れるのがメリットでした。
発売終了:2024年12月22日
利用終了:2025年3月31日
東北・秋田・山形・上越・北陸新幹線では、21年6月で新幹線を利用する回数券がすべて廃止されています。
※一部、FREX、FREXパルの定期と組み合わせるタイプだけは残っています。
東京、仙台、大宮から主要駅間の指定席用の回数券で、6枚つづり3か月有効です。
例として東京~仙台間の「はやぶさ」で5%程の割引率で、他北陸新幹線で8%程度の割引になります。
新幹線と一部在来線を組み合わせた2枚つづり1か月有効のタイプです。
「はやぶさ」「はやて」「こまち」は立ち席による乗車で、こども用も発売されています。
男鹿・八郎潟~秋田~羽後本荘・湯沢の区間へ、東京もしくは仙台から結ぶ2種類があります。東京~秋田の例だと30%ぐらいの割引になります。4枚つづり3か月有効でこども用はありません。
グランクラス、グリーン車は特急料金+グリーン料金またはグランクラス料金を払えば乗れます。
比較的短距離な5区間が自由席利用で6枚つづり3か月有効のタイプです。
九州新幹線および特急列車の自由席を組み合わせた回数券です。
2枚つづりで1か月有効なもので、こども用も半額で発売されています。
区間により5%~10%の割引ですが、2枚つづりなので往復する場合など使わない手はありません。
九州新幹線と高速バスがセットになった2枚つづりの回数券です。
福岡市内~都城北、福岡市内~宮交シティ・宮崎の2種類です。博多から新八代間は九州新幹線の自由席で、新八代から宮崎は高速バス「B&Sみやざき」を利用します。
高速バスは全席指定なので事前に座席指定を受ける必要があります。JR九州各駅で買え、こども用に半額でも発売されています。
新幹線回数券は種類が多くややこしいのですが、自分が頻繁に利用する区間に限定して探すことから始まります。
主要区間だと5%程度と苦労やリスクの割には割引が低いですが、自由席やこだまを利用するような利用方法だとかなりの節約になります。
ここまでまとめましたが、私自身は新幹線回数券が嫌いです。
どうしても使い切らなければいけないという強迫観念から気になって仕方がありません。
心配性で気の小さい私はほっておいて、ぜひとも回数券をフル活用してコツコツと節約してください!
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