最終更新:2024/10/19 15:03:06
新幹線を子供連れで利用する場合、泣いたり、暴れたり、大声を出したりと乗る前の不安はたまったもんじゃない。
外では滅多に泣かない子供でしたが新幹線だけはダメでした。普段の生活とは違うためか、乗ってみないとわからないものです。
最近は大きくなってしまいましたが、子供が6歳(♂)、1歳(♂)の頃から何度も乗車しました。
2024年現在、以前と座席状況は変わっています。最新の情報で子供連れでおすすめな席をご紹介します。子供連れの新幹線移動が多少は楽になるはずです。
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赤ちゃんがいる場合は各車両の前後1~3列以内のドアに近い席にします。
走行中の新幹線は思っている以上に左右に揺れます。泣いたときに車両中央だとデッキまでの移動が大変ですが、直ぐにデッキへ行ける席だと多少気楽です。
また、窓側だと子供を抱えて通路側の人に通してもらう必要があるため、通路側の座席が必須です。ご夫婦など2人での乗車であれば2人席のE席、D席を並びで予約がおすすめです。
予約の際は座席番号にご注意ください。窓口なら「前の方か、後ろの方」と言えば対応してくれます。
座席番号について(参考)
新幹線の座席番号は、例として「6号車1番C席」と3つの番号で組み合わせて表現します。
「号車」は、東京駅を起点に西(新大阪・博多方面)が常に1号車。例では6号車なので6両目の車両。
「番」は車両前後の座席番号。常に1番が新大阪・博多方面です。車両によって座席数の違いがあり、1番~最大20番まであります。
「席」は横並びの席の位置。
子供が少し大きくなって動き回るようになると新たに心配事がでてきます。前の座席を蹴ったり、テーブルを開いたり閉じたりするのです。
座席を後ろからけられたりするとかなり不快です。座っている人に迷惑をかけてしまいます。
我が家では蹴っても迷惑にならない一番前の席を探します。一番前の座席は壁なので心配事を一つ減らすことができます。
親2人であれば2人席や3人席を占領できますが、親が一人の場合は辛くなります。
幼児の座席も予約すればいいですがお金が…
やはりこの場合でも直ぐにデッキに出られる席を確保するのが大事です。
それも3人席の通路側をすすめします。
2人席の窓側は人気なので隣に人が座る確率が高く、お互い気を使うことになってしまいます。
授乳のために窓側の座席がいいと私は最初考えていましたが、嫁は授乳よりも直ぐに出られる席がいいと言います。
確かに授乳は多くても1回ですが、泣く回数とタイミングは想像すらできません。
ベビーカーを置くスペースで一番楽なのは各車両の最後尾の座席です。指定席では現在は「特大荷物スペース」と呼ばれ、事前予約が必要です。※2020年5月までは早い者勝ちでした。
特大荷物スペースは本来特大な荷物を持つ方向けの座席です。特大とは3辺合計が160cmを超える1週間以上のスーツケース相当です。このスペースはベビーカー、自転車、楽器などでも利用が認められています。(JR公式サイト:特大荷物スペース)
各車両の最後尾にあります。そこにベビーカーを置いておけば降りるときも安心です。注意が必要なので最後尾の座席もセットで予約する必要がある点です。駅の券売機、窓口、EX予約やスマートEXそれぞれで予約できます。
その他の方法としては、頭上の荷物棚にベビーカーを置く方法もあります。荷物棚は奥行き42cmあるので折りたためるベビーカーなら問題ありません。あとは頭上に持ち上げられるかどうかです。抱っこしながらや、混んでいると厳しい場合があります。
下り列車(新大阪・博多方面)に乗車する場合はこちらが一番おすすめです。
大人1人のワンオペなら12号車1番C席です。次に12号車1番D席。
大人2人なら12号車1番D席とE席を横並びで確保します。空いていなければ12号車1番B席とC席。
理由は11号車と12号車の間のデッキが広いこと。更に、ゴミ箱、多機能トイレもある点です。他にも11号車、12号車はデッキなど設備がある分、座席数が少ないく、万が一の場合に迷惑をかける人が少ないことがあげられます。
上り列車(東京方面)の場合は新幹線の進行方向が逆向きになります。子供が座席を蹴ったりするのが心配であれば他の車両の最前列を探してください。12号車であれば20番D席、E席です。
以前はこの12号車の座席は不人気でした。予約時の座席配置ではトイレが無いように見えるためです。ところが実は11号車の写真とつながっているのでトイレは12号車側にあります。
現在、12号車はJRも子供連れ向けにしつつあります。大型連休にはお子さま連れ車両といって、子供連れの方が集まるように取り組んでいます。
2番候補としては、私は11号車の1番D席、E席、C席を探します。満席であれば、11号席の通路側を探します。上りでも下り列車でも同じ。
11号車は、座席数が一番少ない(人が少ない)のが理由です。11号車には車いす固定用スペースがあり、またデッキが広く作られている分、座席が一番少なくなっています。一番座席数が多い車両は100席、11号車は約60席です。
もう一つの理由は子供連れが11号車は多い点です。11号車の12番、13番座席は車いす専用席ですが、以前は誰でも利用できました。今でもその名残から11号車を利用する子供連れの方を多く見かけます。11号車は公式に体の不自由な方や、子供連れ優先列車としてくれるといいのに。
JR東海の公式ページでも11号車の車いす用席は、ベビーカーでは利用できない点は明記されていません。問い合わせすると、「車いす専用なのでベビーカーは利用できない」というご回答でした。今でもその座席をすすめる情報がネットにありますが、情報が古い。現在は車いすの方専用です。EX予約、スマートEXで予約しようとすると警告が表示されます。
あとは以下の条件で座席を探します。
出入り口付近の通路側に子供連れの方がいる確率は高いです。
乗下車がしやすく、また子供が泣いた場合に車両デッキ部分へ直ぐ行けるのがおすすめする理由です。
例えば、トイレが違い普通車両の座席は下記のとおりです。
1号車13番A~E席
2号車1番A~E席
3号車17番A~E席
4号車1番A~E席
5号車18番A~E席
6号車1番A~E席
11号車13番A~E席
12号車1番A~E席
13号車18番A~E席
14号車1番A~E席
15号車16番A~E席
16号車1番A~E席
実際の車両編成は、JR公式の車両編成を見てもらえるとわかりやすいです。
7号車、8号車、9号車、10号車
7号車はs-works車両といって、ビジネスマン向けの車両です。s-works車両とはビジネスマン向けの車両。要するにパソコンのキーボード音、通話などある程度容認されています。学生の方も比較的よく利用していますが、お互いのためにも避けましょう。
8号車~10号車はグリーン席です。ここは子供連れは避けたた方がいいです。本記事の後半でも触れますが、静かに乗車したいそれなりの人が乗車しています。
以前、3号車、7号車、10号車(グリーン)、15号車には新幹線の列車内に喫煙ルームがありました。当時はこれらの車両に乗ると、タバコを吸った人のにおいが結構きついと苦手な人は避けていました。
2024年3月で列車内の喫煙ルームはすべて撤去されたので、関係ありません。
東京駅や新大阪駅など始発列車が多い駅から乗る場合、空いている日時なら指定席よりもおすすめです。連休以外の火曜日~木曜日の平日日中であれば自由席の方が快適になります。
自由席は子供分の座席を予約していなくても空いていれば席を使うことができます。
空いている時期の目安としては、「閑散期」を目安に探してみてください。
次の記事でカレンダーを掲載しています。新幹線の繁忙期と閑散期の時期と料金|東海道新幹線の予約ガイド
新幹線は混んでいる時期は高く、空いている時期は料金を一部安くしています。
時間帯は、すいているのは下記(かなり月と曜日やイベントなどでかなりバラツキます。目安で)
子供連れでのグリーン車はおすすめしません。過去に妻と子供だけで帰省する際によかれと思い予約したのですが、かなり妻からは不評でした。
理由は下記があげられます
上記は大型連休以外のタイミングの場合です。大型連休の混雑時はグリーン利用も問題ありません。
大型連休は席が予約できなかった人がグリーンを予約し始めます。混んでいる時間帯の大型連休前後であれば子供もみかけますので避けられなければグリーン利用も問題ありません。
ベビーカーや荷物がある場合はエレベーターやエスカレーター位置は事前に把握しておくことで負担が減ります。
新幹線のいずれの駅にもエレベーターは設置されていますが、位置が駅によって違います。
子供連れでやるべきは、とにかく早く予約することです。本記事でご紹介したとおり、子供連れで大事なのは座席で決まります。新幹線の座席は1か月前から予約、購入できるので可能な限り早く予定を決めて予約することです。
次に大事なのは当日駅で切符を発券したりは避ける。EX予約やスマートEXのネット会員であれば発券不要で乗車できます。会員登録が面倒であれば、(PR)きっぷるという自宅まで新幹線チケットを郵送してくれるサービスまであります。私も3、4回利用しましたが手元に切符を持っておきたい場合は最強です。
子供連れでとにかく避けられない当日のトラブル。時間の余裕、準備の余裕をつくっておきたいですよね。
おすすめ席:12号車、11号車、5号車、13号車、16号車
避けたい席:7号車、8号車、9号車、10号車
新幹線の座席を取り払い、子供連れ専用の畳車両なんて運行すれば人気出ると思うんですがね。
1日1本でも用意すれば、世の中の親達は時間を合わせて乗りますよ。S-Worksなんてビジネスマン向けの専用席まであるんだから、子供向けもほしい。
1988年には13号車がラウンジカー、14号車がイベント車両としてディスコをやったり、早見優さんのコンサートをやったりといった娯楽目的で分けていた時代がありました。
娯楽は目的地で楽しむとして、親が気楽に乗れる「子供連れ専用車両」はぜひとも実現したいものですね。
JR東海に意見書を送っておきます!
→と思っていたら、実現していました。お子さま連れ車両ぜひご利用を!
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