最終更新:2024/09/07 12:42:24
新幹線の予約は1か月前の10時からできます。全国の新幹線、特急列車すべて同じでJRの絶対のルールです。
ややこしいのが事前予約や、旅行会社のツアーやパック。これらは早めに売り出されますが、実際に予約が確定するのは1か月前です。それより前は申込みをしているだけです。このあたりを含め、詳しく説明します。
この記事で新幹線の予約がいつから可能かがはっきりするので、大事な予定も心配する必要がなくなります。
(広告)
新幹線のきっぷは1か月前の朝10時から買えます。全国一斉にどんな方法で買っても1か月前からの発売で統一されています。
しつこいですが、Webで買っても、窓口で買っても、旅行会社で買っても1か月前の朝10時前は予約できません。有利も不利もなく、公平です。
1か月前というのは単純に月を1か月引きます。何日前という考え方ではありません。
2024年2月22日に乗りたいのであれば、1月22日の朝10時からが発売日時になります。
朝10時から発売という点にも注意して下さい。
早朝にネットで予約したり、窓口に並んだりしても1か月先のチケットは買えないため、翌日だと勘違いして断念される方がいらっしゃいます。
「1か月前の10時」とお忘れなく!
連休の座席は発売当日に最大で7割程度埋まります。発売開始の当日に全て満席になるケースは過去に一度もありませんが、複数名で移動する場合は隣同士の席が確保しにくくなるので、発売日に予約できると安心です。
(広告)
1か月引くと存在しない日があります。31日ある月、30日や28日までしかない月です。そういった日は、例外日として以下の表のとおり定められています。
乗車日 | 発売開始日 |
---|---|
3月29日 (うるう年) |
2月29日 |
3月29日 (うるう年以外) |
3月1日 |
30日、31日 | 3月1日 |
5月31日 | 5月1日 |
7月31日 | 7月1日 |
10月31日 | 10月1日 |
12月31日 | 12月1日 |
(注)うるう年は、西暦が4で割り切れる年(2024年、2028年、2032年・・)。ただし100で割り切れて400で割り切れない年は平年。
コロナ時期はもう脱しているので、大型連休は早めの予約が必須です。可能ならば発売当日に予約しましょう。
最も混雑する年末の例では発売初日に座席が6割埋まります。6割埋まると、並び席が取りづらくなります。事前にこの予約開始日を確認して良い席を確保してください。
年末年始は数日間に分散はしますが、最も利用者が多い時期です。年明けのUターンラッシュはカレンダーによってバラけたり集中したりする年の差が激しい。特に年始が3日までしかないケースでは集中しやすく、混雑はひどい状態になります。
日取り | 乗車日 | 発売開始日 |
---|---|---|
平日 | 12月28日(土) | 11月28日(木) |
休日 | 12月29日(日) | 11月29日(金) |
休日 | 12月30日(月) | 11月30日(土) |
大晦日 | 12月31日(火) | 12月1日(日) |
元旦 | 1月1日(水) | 12月1日(日) |
正月 | 1月2日(木) | 12月2日(月) |
正月 | 1月3日(金) | 12月3日(火) |
平日 | 1月4日(土) | 12月4日(水) |
(広告)
2025年のゴールデンウィークは残念ながら2025年5月3日(土)~5月6日(火)の4連休です。その前の平日3日を休めば2025年4月29日(火)からの8連休になります。
ゴールデンウィークの新幹線の予約は以下が一番早いタイミングです。
祝日 (昭和の日) |
4月29日(火) | 3月29日(土) |
平日 | 4月30日(水) | 3月30日(日) |
平日 | 5月1日(木) | 4月1日(火) |
平日 | 5月2日(金) | 4月2日(水) |
祝日 (憲法記念日) |
5月3日(土) | 4月3日(木) |
祝日 (みどりの日) |
5月4日(日) | 4月4日(金) |
祝日 (こどもの日) |
5月5日(月) | 4月5日(土) |
振替休日 | 5月6日(火) | 4月6日(日) |
平日 | 5月7日(水) | 4月7日(月) |
(広告)
盆休みは江戸時代から例年8月13日~16日と日が固定されています。2016年から8月11日が「山の日」として祝日に制定されたため、長期連休化しています。
2025年はいいカレンダーです!山の日を含めた3連休と土日を挟んで、最後も土日で終わります。一日休みを入れれば最大9連休ですね。
お盆の前後で新幹線の予約は以下が一番早いタイミングです。
日取り | 乗車日 | 発売開始日 |
---|---|---|
休日 | 8月9日(土) | 7月9日(水) |
休日 | 8月10日(日) | 7月10日(木) |
祝日 (山の日) |
8月11日(月) | 7月11日(金) |
平日 | 8月12日(火) | 7月12日(土) |
祝日 (お盆入り) |
8月13日(水) | 7月13日(日) |
お盆 | 8月14日(木) | 7月14日(月) |
お盆 | 8月15日(金) | 7月15日(火) |
お盆明け | 8月16日(土) | 7月16日(水) |
休日 | 8月17日(日) | 7月17日(木) |
平日 | 8月18日(月) | 7月18日(金) |
予約の変更も新規購入同様に1か月よりも先の日付に変更することはできません。
窓口や自動券売機で購入した新幹線のきっぷは1回までなら窓口で無料で変更できます。また、ネット予約の「エクスプレス予約」や「スマートEX」であれば何度でも変更可能ですが、変更後の乗車日が1か月以内でないと変更はできません。
新規で買えないのに、変更はできたらおかしいですけどね。
新幹線を含むJRきっぷはすべて出発日が基準です。新幹線では日付をまたぐ路線はありませんが、規程では該当列車が始発駅を出発した日から1か月前と規程しています。いつ到着するかは関係がないということです。
修学旅行の団体客もきちんと出発日の1か月前から団体切符が発券されます。このような大口団体では9か月前から審査等を経て、最終的なきっぷは1か月前発行されることになっています。
団体旅行は通常、新幹線がガラガラの閑散期に計画されるので、満席になる心配はありません。
旅行会社では1か月以上前から旅行の予約を受け付けています。この場合は実はまだ新幹線は予約されておらず、1か月より先は「予約」という状態で確定はしていません。
混雑するゴールデンウイーク、お盆、年末年始に各社とも新幹線と旅行パックが少ないのもこう言った理由からです。座席確保が保障できないため、プランが少なかったり、割引がなかったりするのです。
新幹線の往復きっぷがありますが、この場合は帰りのきっぷの日付が基準になります。どうしても買う場合は行きと帰りをそれぞれの発売開始日以降に買う必要があります。
最近では往復きっぷはかなり減ってはいますが、買う予定の方はご注意ください。
往復きっぷで誤解が多いですが、割引きとなるのは新幹線の乗車券だけです。
自由席のきっぷは乗車1か月前の10時から買えます。指定席と同じです。
ただ、自由席を早くから買う人は少ないです。売り切れがなく、当日券売機ですぐに買えるからです。
自由席の特急券には有効日があり、1日限り有効です。購入時に指定した日に限られますが、好きな列車に乗ってもいいですよ、という切符です。
乗ろうとした列車が混雑して乗れなくても返金はりません。
売り切れがない自由席を先に買っておくメリットは少ないですが、あげるとしたら下記ケースがあると思います。
誰かに渡したい場合、準備万端にしておきたい場合の2パターンです。
まずは誰かに渡したい場合です。
遠方の家族や仕事、冠婚葬祭などチケットをとってあげて郵送してあげるのはちょっとした気遣いにもなります。その場合に先に買っておくという方法があります。
それならば郵送までしてくれるサービスを活用する方が買いにいかなくていい分楽です。
次に準備万端にしておきたい場合です。
乗車当日に確実に買えますが、所要時間に多少前後があります。窓口や券売機の混雑ですね。
あまり券売機なら混雑はしませんが、慣れていないとか、小さい子供がいると時間がよめないかもしれません。この場合は事前に駅に買いに行くのもありです。
万が一予定が変わる可能性があるケースであれば、ギリギリまで買わない方が賢明です。キャンセルになった場合に手数料などが取られてしまいます。
また、台風などは無料で払い戻しできますが、手続きが面倒です。
といったところから判断いただければと思います。総じてメリットは少ないと思います。
窓口で自由席を購入する場合、日付を言わないと駅員さんに当日分だと思って渡される可能性があります。
ほとんどの駅員さんは「本日ですね?」と確認してもらえるはずですが、明日以降の自由席きっぷを買う場合は「○○月○○日」分とお伝えください。
また、JR東海では大型連休は特に混雑する日は全席指定席で運行するようになりました。自由席では年末年始、GW、お盆の連休中は使えません。販売もしてくれないので間違えて買うことはないはずです。
1か月以上前から予約できるよ!ってネット情報が出てきますが、これは正確ではありません。
正しく言い換えると、1か月以上前から申込みができるよ!です。
1か月以上前は席は確定していないし、抽選式なので席がとれる保障はありません。なぜなら、JRのダイヤは1か月前までは変わる可能性があり、臨時列車含めて変更される可能性もあるからです。
JR東海のエクスプレス予約、JR東日本のえきねっと、JR西日本のe5489、JR九州のJR九州インターネット列車予約ではいずれも発売前の事前予約のサービスがあります。
いずれもWEBによるネット予約の会員向けサービスです。
どのJRでも事前に申込みを受付て、発売開始される1か月前の10時に予約が確定し、申込者に結果がメールなどで通知される仕組みです。
発売開始のさらに1週間前から事前予約受付が基本ですが、JR東海だけは1年前から事前申し込みできます。
事前予約の開始は朝5:30から(JR九州だけは10時から)です。
繰り返しですが、事前申し込みができたからといって予約は確定はしていません。どのJRでも座席指定はできず、申し込み可能な座席数に制限があります。
では意味はないのか?
無意味かというとそうではありません。大型連休時にはこの事前予約のサービスを利用しない手はありません。
発売開始日を忘れたり、予約が殺到してアクセスできなかったりすることがありません。予定がきまっていればさっさと申し込んでしまいましょう。
話が脱線しますが、ネット予約が普及する前は、この事前予約も人が行っていました。いわゆる「10時うち」という手法で、窓口や旅行会社の人が発売時間の10時ぴったりに予約操作をするというものです。
当時は担当してくれる人の腕がかかっていました。今は時代の流れで「10時うち」が事前予約の仕組みになり、公平にシステムによる抽選方式へと変わりました。
新幹線予約はいつからかをまとめます。
子供連れの場合や、複数名で移動したい場合は1か月前の10時に予約をしていい席を確保しましょう。
(広告)