ネット予約が可能な6つの方法
JR各社が提供する東海道新幹線をネット予約する方法は全部で6つあります(2020年10月現在)
(注)JR以外の旅行会社の提供するサービスは除く。
各サービスでは、きっぷの受取場所が制限されているため、せっかく会員登録してネット予約しても、切符が受け取れないトラブルとなります。
特に受け取りができる場所については慎重に選定ください。
JRも会社が違うのはわかりますが、受取場所ぐらいは全国で可能としてほしいものです...
JR系列の新幹線ネット予約サービスは複雑
全国の北海道、四国を除いてJR各社が新幹線のネット予約サービスを独自に提供しています。
以下が全6種類です。
- エクスプレス予約(JR東海)
- スマートEX(JR東海)
- えきねっと(JR東日本)
- e5489(JR西日本)
- JR九州インターネット列車予約サービス(JR九州)
- JRサイバーステーション
2017年9月1日まではJR東海の「プラスEX」がありましたが、エクスプレス予約に統合されました。
その直後、9月30日には簡易サービスの「スマートEX」が登場し、現在は6種類あります。
各サービスにおいて大きな差は、予約可能な区間と受け取りができる場所です。
全国のJRで統一された切符手配のルールを元に、JR各社がネット予約サービスを展開しています。
1社が飛ぶ抜けて良いネット予約のサービスが提供できるわけがありません。
各社の申し込みサイトに行くと良いことばかり書いています。
利用者はサービスの差を調べる必要があるのは新幹線のネット予約に限った話ではないですね。
予約可能な新幹線の区間の差
JR東海とJR西日本、JR九州以外によるサービスは全国の新幹線が予約できます。
受取できる場所の差
最も勘違いしてしまうのが、きっぷの受取場所に関してです。普通に考えて、どこの駅でも受け取れると思いますが、違います!
管轄するJR駅でしか受け取りができません。
例えば名古屋在住で新大阪への出張が多いとします。その場合にJR東日本の「えきねっと」に加入してはいけません!
「えきねっと」で予約した切符はJR東日本の駅以外では受け取りができないのです。
当然切符がなければ新幹線には乗れません。
そんなアホな… ですよね。
その他のサービス差
細かく座席の位置や、号車まで指定できるものとできないサービスがあります。
また、エクスプレス予約に関しては専用クレジットカードを作る必要があります。他はカードは必須ではありませんが、割引率に大きく差がでます。
各サービスの区間と受取場所の一覧
サービス名 | 予約可能な区間 | 受け取り方法・場所 |
---|---|---|
エクスプレス予約 | 東京〜博多 | JR東海・JR西日本 |
スマートEX | 東京〜博多 | JR東海・JR西日本 |
えきねっと | 全国 | JR東日本 |
e5489 | 東京〜鹿児島中央 東京〜金沢 東京〜那須塩原 東京〜新潟 |
JR西日本・JR四国JR九州・JR東日本(一部駅) |
JR九州列車予約サービス | 東京〜鹿児島中央 | JR九州・JR西日本(主要駅) |
JRサイバーステーション | 全国 | 全国のみどりの窓口(乗車2日前まで) |
きっぷる |
全国 | 指定住所へ郵送 |
JR系列以外のネット予約サービス
ごちゃごちゃとややこしいサービス選定はやめてしまう手もあります。
ネット予約すれば、自宅まで郵送してくれるような旅行会社のサービスを1つご紹介します。
年会費、クレジットカード、会員登録も一切不要です。郵送の日数がどうしても必要なのと、少しだけ割高ですが、JR以外では一番おすすめです。
一番シンプルでわかりやすいので、こういったサービスをJRさんは見習ってほしいものです。
JR系列の予約サービスの問題点
当サイトはJR関係者の方々も見られているようですので、訴えたいです。
利用者側からすると、全国のJRも新幹線も全て同じです。ところが、JR側からすると別会社であり、サービスが違うのは当たり前の感覚です。
1社が独占するのを防ぐために競争原理を生かす必要があるのは理解できます。ただ、きっぷの受け取りはどこの駅でも可能とするなど、お互い協力の上で純粋なサービスで競争してほしいです。
足の引っ張り合いなんかしていても良くなることはありません。