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新幹線の指定席券を窓口で変更する方法とルール

新幹線の指定席券を窓口で変更する方法

最終更新:2024/05/11 12:57:01

新幹線の指定席券を窓口で変更する方法とルール

JRきっぷ窓口

新幹線のきっぷは、乗車前であれば窓口で変更が可能です。変更は1回まで無料ですが、2回目からは手数料が必要になります。

 

ただし、これは割引のない通常のきっぷの場合。なかには変更ができないきっぷもあります。変更ができない代わりに割引きっぷです。旅行会社やJRが発売しています。

 

きっぷの乗車後、乗車前の変更について詳しくご紹介します。

 

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乗車前にきっぷの変更をするケース

変更ができる基本的なルール

使用開始前で有効期間内のきっぷ(定期券、回数券、お得なきっぷは除く)は、1回に限って同じ種類のきっぷに手数料なしで変更できます。
この場合、不足があれば支払い、余りがあるときは差額が返金されます。

 

 

きっぷの2回目の変更

2回目は変更できないため、手数料を払って一旦払い戻し、再度購入します。

 

特急券の払い戻し手数料は、出発の2日前までであれば340円、前日から出発時刻までは購入額の30%がかかります。
乗車券は有効期限内であれば一律220円手数料をとられます。

 

 

変更が可能なチケットの種類

新幹線の特急券、グリーン券、普通乗車券であれば変更が可能です。

 

規約では、「同種類の他の乗車券類に変更することができる」と決められています。
jr旅客営業規則 第248条

 

「同種類」をわかりやすくパターン別にまとめると以下となります。自由席から自由席など無駄な変更以外は問題なく変更してもらえます。

 

新幹線のきっぷ変更が可能なパターン
変更前 変更後 差額の精算
自由席 指定席 差額支払い
自由席 グリーン席 差額支払い
指定席 指定席 なし
指定席 自由席 差額払い戻し
指定席 グリーン席 差額支払い
グリーン席 自由席 差額払い戻し
グリーン席 指定席 差額払い戻し
グリーン席 グリーン席 なし

変更により、差額がある場合は支払い、もしくは払い戻しがあります。1回目の変更であれば手数料はかかりません。

 

割引で購入したきっぷの場合の価格は購入時の価格で差額は計算されます。

 

 

変更できない切符

変更できない切符というのは、特別企画の割引切符や、旅行代理店で購入した切符の一部です。切符に○の中に「契」という印字がある「契約乗車票」の場合、変更は一切できません。

 

契約乗車票のきっぷは、旅行会社が企画した格安の場合が多いです。特定日時の乗車を前提に割り引いているため、初めから変更はできない前提で販売されます。

 

 

乗車区間の変更

新幹線の乗車区間も1回なら無料で変更できます。

 

例えば、東京から新大阪の新幹線切符を名古屋までに区間変更(短く)した場合は、1回目なら無料で変更できます。当然、差額の運賃も返金してくれます。
更に京都までに変更する場合は、2回目になるので一旦払い戻しが伴います。

 

先にご紹介した券種の変更も同時に行えば変更は1回として取り扱われるので無料です。

 

 

乗車日の変更

乗車日も1回まで無料で変更できます。
但し変更可能なのは、発売されている1か月先の分までです。

 

区間、券種(指定席→自由席)、日付を同時に窓口で頼めば1回として無料で変更できます。2回に分けて変更しようとすると、手数料が必要になります。

 

 

きっぷの変更ができる場所

新幹線のきっぷはJR各社で全国発売されているため、JRの駅であれば原則変更ができます。

 

さすがに無人駅などでは無理ですが、新幹線の駅である必要性はありません。

 

また、大手旅行会社(日本旅行、JR東海ツアーズなど)の窓口でもほとんどが取り扱ってくれます。

 

 

 

使用後にきっぷの変更をするケース

使用後と、使用前の違い

一旦、改札を通ると「使用開始」として扱われます。

 

使用前と後の違いは変更時の差額の扱いです。使用前なら、乗車区間を短くすれば返金されます。使用後だと途中で下車しても返金はありません。

 

ただし、乗車券に限って途中下車しても払い戻しが受けられる場合があります。下車した残りの区間が1枚で101キロ以上ある場合はわずかながら返金があります。

 

 

座席の種類を変更する

乗車後に、自由席から指定席への変更や、グリーン車への変更ができます。
この場合、乗車駅から変更されたものとして、差額があれば支払いが必要になります。

 

逆にグリーン車から普通席に移っても差額は返してもらえません。
当然座席に空きがない場合も変更不可となります。

 

 

乗車区間の変更

乗車中でも降りる駅を変更することができます。
途中下車となりますが、その場合きっぷは返却されず、また差額も返ってきません。

 

区間を延長(乗り越し)する場合は事前の申し出が必要です。
指定席券で、乗車する区間を延長する場合は、その座席が途中駅から別の人に予約されている可能性があるためです。

 

自由席の場合でも事前に申し出ておかないと、最悪はキセル乗車(不正乗車)として扱われるケースもあります。
区間延長の場合は必ず先に車掌さんい言いましょう。

 

 

乗車日の変更

無理です。
既に乗車して切符を使用しているので、もう手遅れです。

 

 

使用後の変更方法

変更は改札内の料金精算所や、列車内で車掌さんに言えば対応してくれます。

 

 

 

まとめ

1回だけなら無料で変更できることを利用して混雑時に活用する方法もあります。

 

例えば、連休の予定が決まる前にとりあえずきっぷを一番混雑する連休初日の分を購入します。
その後、予定が万が一かわったら出発までに窓口で変更すれば良いのです。

 

注意する点として、買うのは座席指定券(特急券)だけにしておくことです。
乗車券はあとからいくらでも買えるからです。

 

予定が決まるまで切符を買わない人がいますが、買っておいて後で変更するのが良い方法です。
最悪、1枚340円で払い戻せばいいのです。
座席が確保できないリスクを考慮すれば340円なんて安いものです。

 

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