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新幹線へのペットの持ち込み

新幹線へのペットや荷物持ち込みに関する規則

最終更新:2024/05/11 12:49:38

新幹線へのペットの持ち込み

手回り品

新幹線を含む全国のJR線では、制限はありますがペットの持ち込みが可能です。

 

3辺が90cm以内のケースに完全に入るようにすれば、290円(2019年増税後)で一緒に乗車することができます。
ケースに入れば良いので、小型の犬、猫、うさぎ、鳥なら問題ありません。

 

乗車当日、新幹線の改札口でチェックがあり、手回り品きっぷという専用切符を改札口で購入します。

 

当日駅で乗れずに帰ることがないように新幹線のペット持ち込みについてできる限り詳しくご紹介します。

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JRのペット持ち込みルールについて

手回り品規則

新幹線ではペットに限らず、人以外の荷物という扱いで「手回り品規則」というものが定められています。
在来線も、新幹線も全国共通で、料金や手続き方法はJRにしては珍しく統一されています。

 

ペットの場合は規約上「有料手回り品」と分類され、唯一有料になる扱いです。
順番にルールをご紹介していきます。

 

持ち込めるペット

JR東海の規則では、持ち込める動物は、「小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物」と規定されています。残念ながら、中型犬や大型犬は持ち込みができません。
また、大きさに関係なく猛獣系とヘビは持ち込み禁止です。

 

持ち込み可能な目安ですが、犬の場合には以下のような犬種が可能です。
チワワ、マルチーズ、ポメラニアン、トイプードル、柴犬、ダックスフントなど
猫はよほどの大きさでない限り大丈夫です。その他、うさぎや、ハムスター、鳥を持ち込んでいる人も過去に見かけたことがあります。

 

実際、持ち込める条件は種類ではなく、次にご説明するケースに入る大きさかどうかで決まります。

 

ケースに入れて乗車が必要

手回り品のご案内

ペットは乗車している間(改札から改札の間)ずっと専用ケースに完全に入れる必要があります。
ケースから頭を出す、抱っこ、ペットカードでの乗車はどんなにお利口さんでも禁止されています。
また、全身が入っていても、布で形が固定しないドッグスリングもダメです。

 

ペットを入れるケースのサイズと重さ(いずれもペットを入れた状態)に以下のような制限があります。

  • ケースが長さ70センチ以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチ程度
  • ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内のもの

ケースは車輪などがついている場合に、取り外せれば取り外した状態でのサイズです。

 

新幹線の足元は幅が40cm、前の座席までは50cm程度なのでケースのサイズの目安にして下さい。
幅が50cm以上あると、座席からはみ出てしまうので、不便になり、更に隣の席の方に迷惑になる可能性があります。

 

楽天では以下2点あたりがサイズ的には丁度良いです。合うサイズはかなり少ないです。

 

何匹まで持ち込みが可能か

JRのルールでは何匹という制限はありません。
手荷物は2つまで可能なので一つ辺りのサイズと重さを満たせば2匹まで可能です。
何匹という制限はないので、ケースに3匹とか入れてしまえば持ち込むことはできます。

 

 

 

ペットを持ち込む場合の料金

料金

料金は290円。2つの場合は580円です。
(2019年増税で280円→290円)

 

改札を入ってから出るまでを1回として「普通手回り品きっぷ」を1枚購入します。

 

JR線の乗り換えであれば1回の購入で済みます。
新幹線の駅までJR線を利用する場合は、乗換改札を利用すると買い直す手間と料金が節約できます。

 

飛行機ではANAで4,000~6,000円、JALで3,000~6,000円かかりますが、飲み物を与えるなど簡易的な世話をしてもらえる点で他の人に迷惑をかける心配はありません。
新幹線では、座席の足元などに置く必要があり、当然ながら自分で面倒を見る必要があります。
飛行機と比べて激安ではありますが、おとなしくできない子だと大変です。

 

手回り品きっぷを購入する場所

新幹線の改札

ペットを持ち込むための手回り品きっぷは、各改札口で購入します。
乗車直前にチェックを兼ねるため、改札でケースに入れた状態のペットを見せて購入します。

 

普通手回り品切符

改札ではサイズなどチェックされ、問題なければ290円を支払って写真のようなケースに括り付ける札を貰います。
駅員さんがいない改札や忘れてしまった場合は下車時に事後で支払うケースもあります。

 

チェックがあるので、事前に購入したり、自動券売機で購入したりすることはできません。
(一部在来線では自動券売機で発売しているケースがあります)

 

規程内でも拒否されるケース

混雑時や改札で券を購入する際にあまりにも騒がしいと、乗車を拒否される場合があります。

他のお客さまにご迷惑をおかけするおそれがある場合や列車が大変混雑している場合などは、持ち込みをお断りする場合があります

出典:JR東海「手回り品」

 

混雑時はダメだとありますが、年末年始の帰省時に新幹線でペットを持ち込んでいる人を見かけたことがあります。
指定席だったので席があることから問題ないとした可能性はあります。自由席だと席がなく、立って乗る場合があるため、拒否される可能性があります。
当日、改札口にいる係員さんの判断によるところもありますので、事前にはわからないく、安全をとるなら大型連休前後は避けた方がよさそうです。

 

 

 

ケースの置き場所

足元が一番無難です。
ペットを持ち込んでいる多くの方を見ましたが、足元以外は見かけたことがありません。

 

JRではペットは手荷物の扱いなので、頭上の荷物だなを利用することも問題ありませんが、避けるべきです。
荷物棚は荷物の落下防止のために、かなり斜めになっています。
置くこと自体は問題ありませんが、荷物棚ペットが可哀そうな気がします。我々も斜めの状態って結構厳しいですからね。

 

座席の利用について

座席の利用は規則では禁止されています。
また、ペット用に指定券を購入して利用することはできません。
規定上、指定券を1名で複数座席を一人で利用する買い方が禁止されているためです。
ペットは残念ながら手荷物扱いなので1人で複数座席を購入した扱いになります。

 

 

 

おすすめの座席

新幹線の座席配置

新幹線の普通席は、進行方向に対して横5列、縦20列(縦は車両によって異なる)が基本です。
一番良い座席はペットの性格にもよりますが、私なら、進行方向一番前で、2人席の窓側(E席)を選びます。
各車両の一番前は足元が若干広く、窓側は人も通らないのでペットも安心できるからです。

 

座席の位置(進行方向の前後)

新幹線の座席広さ比較

ペットの性格にもよるところがありますが、可能なら各車両の一番前の席が絶対に良いです。
理由は、足元が少し広く(普通席53cm、1番前の席57cm)、前の人が席を倒すこともないからです。

 

更に贅沢を言うと、上りと下りで異なりますが、進行方向にトイレがない車両です。
下りの場合は奇数号車の一番前。上り列車の場合は偶数号車の一番前になります。

 

 

座席の位置(進行方向の左右)

通路側

トイレや吠えたりする心配があれば直ぐに動けるように通路側が適しています。
その代わり、通路側は、窓側席の人がトイレなどで立つので、通す必要があります。また、人が通路を歩くのでペットにとってストレスになる場合があります。

 

窓側

乗車中おとなしくできそうであれば窓側がおすすめです。
人も通らない端なので落ち着くはずです。
隣に人が座った場合、急に吠え出したりしたときにサッと通路に出ることができないのが心配です。

 

中央席

手段がない場合以外は避けるべきです。
両側を知らない人に挟まれるので、通常新幹線に乗る場合も皆が敬遠する不人気席です。
その代わり、通常は座席の幅が43cmなのに対して、中央席(B席)は3cm広い46cmあります。

 

 

グリーン車の利用

グリーン車は避けた方が良いです。
グリーン車の足元は普通車よりもさらに広く、快適なのは間違いありませんが人がリラックスすることに特化しています。

 

ペットを入れたケースを置く足元には足載せがあり、邪魔になります。

グリーン車足元の足載せ

 

 

まとめ

なんだかんだと新幹線にペットを連れて乗車するのは子供を連れて乗車するよりも気を使います。
ただ、飛行機よりもお手軽に移動もでき、料金は安いので愛ペットとご相談してみてはいかがでしょうか。

 

ペットと同伴する場合は以下をお勧めします。

  • ガムなど時間のもつオヤツとお気に入りオヤツ
  • 給水器
  • ケースを覆う布

 

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