最終更新:2024/07/14 15:55:09
東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線では無料のWi-Fiサービスが2018年からサービス拡充に力をいれています。珍しくJR3社共同での開発です。
2018年まではドコモやNTTなど事業者と各自事前契約が必要な有料サービスでしたが、現在は無料。オリンピック開催を皮切りに、現在はすべての列車で利用できるようになりました。
従来よりあったドコモやUQ、NTTなど事業者によるWi-Fiサービスは2020年3月31日で終了しています。
新幹線のWi-Fiについて詳しくご紹介します。
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新幹線での無料Wi-Fiの整備は、観光庁からの後押しもあり、2019年度中にすべての新幹線で整備が完了しました。
2020年2月現在、九州新幹線の一部区間のトンネル内を除いて無料Wi-Fiのサービスが2018年7月25日から開始され、1年半年ですべての車両で利用できるようになっています。。
利用するには、メールアドレスか、SNS(TwitterかFacebook)のID登録で誰でも利用できます。連続利用は30分ですが、再接続すればまたそこから30分利用できます。(詳細手順は後半で)
平均速度は1M弱ですが、トンネル内でも利用できます。動画は厳しいですが、SNSやニュースを見る程度なら全然問題ありません。
以前は対応している車両が一部だったため、上記のようなステッカーで見分ける必要がありました。
また、対応している列車は、JR東海の公式ツイッターで公開されていましたが、整備が完了したため、役目を終えています。
平均で700kbps、最高1.02mbpsなので早くはありませんが、速度は安定しています。
動画や画像が多いサイトを参照するには厳しい速度です。ネットを見ていると画像部の読み込みに時間がかかります。
キャリア系の4G回線の方が早いですが、キャリア系はトンネルで通信が途切れます。ニュースやツイッターを見るぐらいなら途切れない点では無料Wi-Fiは快適です。
速度の面でせめてキャリア回線程度の速度があれば、私みたいにスマホのパケット容量契約が少ない人には重宝されるはずです。
もうあと一歩ですね。今は全車両への展開時期ですが、将来的な速度改善に期待。
順番に利用方法をご紹介します。
(1)Wi-Fiで「Shinkansen_Free_Wi-Fi」を探して接続します。↓
(3)同意画面の一番下までスクロール(結構大変)したら、同意チェック↓
宣伝メールなどが心配でしたが、被害ゼロです。Yahoo、Twitter、Facebookで利用していますが、今のところ一つも迷惑な勧誘は受けていません。悪用された場合の記録として簡易的に登録を求めているのだと推定されます。
列車内から、皆さんのスマホやパソコンへの接続はポケットWi-Fiの仕組みと同じです。周波数は2.4GHzと5GHz、IEEE802.11a/b/g/n/acです。
新幹線と外部は、NTTドコモとauの回線が用いられています。
東京から新大阪のJR東海では、NTTグループの回線。新大阪から博多、九州ではauのLTE回線で通信されています。
以前は、同軸ケーブルを用いたLCXという方式が用いられていましたが、速度面で限度があったのと、LTEの充実によって現在では切り替わってきています。今後の速度UPには期待です。
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本章で紹介するのはすでにサービス終了している内容です
当初は東京~名古屋間限定でしたが、山陽新幹線区間(新大阪~博多)へのサービスが徐々に拡大されました。これらのサービスはJRによる無料Wi-Fiの整備によって2020年3月31日で終了しています。
旧方式の問題は通信速度でした。1車両で2Mbpsを車両の全員で共用するので利用するのはかなりストレスがあります。LINEやテキストメールの送受信ぐらいしか使う気になれないレベルでした。
いずれは、先にご紹介した無料Wi-Fiへ利用する人が流れていくはずです。
docomoをご利用の方はパケット契約によっては無料で利用可能。MyDocomoから利用登録すれば即時利用が可能でした。現在は「d Wi-Fi」と呼ばれていて新幹線以外では健在です(2024年6月現在)
ドコモの回線契約があること
初期費用なし、300円/月
特定のパケット定額料の契約があれば無料。
無料となるかどうかの判断方法
MyDocomoより利用登録すれば即時。
ドコモショップで申し込んだ場合はその場で即時。
電話申し込みの場合は1週間程度。
ドコモ公式 d Wi-Fi
(リンク先は現サービスです)
WiMAXで有名なUQコミュニケーションズが提供するサービスです。現在も現役ですね。当時はUQ Wi-Fiプレミアムというオプション契約で、WiMAX 2+料金プランの契約があれば無料で利用できました。
UQ WiMAXまたはWiMAX2+の契約
UQ WiMAXまたはWiMAX2+の契約(3500円~4000円/月以上)があれば利用は無料。
(PR)UQWiMAX公式
NTTツレッツのサービスですが、2017年5月31日から新規加入はできなくなっています。
すでにNTT西日本との契約(自宅でフレッツ○○を利用している)があり、フレッツスポットの利用追加契約があれば利用できます。
フレッツ系(フレッツ光ネクスト、光ライト、プレミアム等)のインターネット接続契約。
初期費用2,000円、200円/月
フレッツ光をご契約の場合は初期費用が無料となるキャンペーン多し。
NTT東(静岡より東)による同サービスは2019年3月31日でサービスが終了しています。
ソフトバンク系列のサービスです。本記事の初版執筆2019年7月はサービスは継続いていましたが、2015年のエリア拡大以降、アクセスポイントは増えていない状況でした。その後、2022年6月30日(木)にサービス終了しています。
ソフトバンク系列との契約がなくても一日467円(税抜)で利用することもできます。
ソフトバンクの回線契約
一日だけ契約利用する「ソフトバンクWi-Fiスポット(EX)」の契約でも可能
467円/月
特定のパケット定額料の契約があれば無料。
ソフトバンクWi-Fiスポット(EX)は、467円/24時間
ネット申し込み後即時
急激に日本各地で無料Wi-Fiが整備されはじめたことはお気づきですか?
外国に対して日本が出遅れている点で、政府の補助もあり、爆発的に普及が始まっています。
ドコモやソフトバンク、UQモバイルのサービスよりも新方式の無料Wi-Fiが圧倒的に便利で高速です。(まだまだ遅いけど)
ただ、スマホの4G回線にはまだまだおよびません。
もう少し速度があがると色々と使えるのでしょうが、動画など無茶な使い方をする人が必ず出てくるのでとまだまだ難しいでしょうね。次世代の5Gサービスが開始されればすべて解消されるのでそれまで待ちましょう。
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