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新幹線の切符の払い戻し手数料と方法

新幹線の払い戻し手数料

最終更新:2025/09/07 12:36:03

新幹線の切符の払い戻し

新幹線の払い戻し手数料

(窓口で買った切符の払い戻し手数料)

新幹線の予定がキャンセルになった…」「切符の払い戻しってどうすればいいの?」「手数料はいくらかかる?」

 

このように、新幹線の切符を払い戻したいけど、どうすればいいか分からず困っていませんか?

 

新幹線の払い戻しには、購入方法や払い戻すタイミングによって手数料や手続き方法が大きく異なります。この記事では、窓口・券売機で購入した場合からEX予約・スマートEX、回数券まで、購入方法別に払い戻しの全容をわかりやすく解説します。

 

正しい知識を身につけて、できるだけ損なくスムーズに払い戻しを済ませましょう。
運休やトラブル時の払い戻し遅延した場合はそれぞれの記事をご参照ください。

 

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新幹線の払い戻しは「どこで」「いくら」かかる?

まず、新幹線の切符を払い戻す際に知っておくべき重要なポイントを3つにまとめました。

  1. 払い戻し場所:JRの窓口、JR東日本の指定席券売機、またはオンライン(ネット予約の場合)
  2. 手数料: 払い戻しには必ず手数料がかかる。ただし、運休などJR側に責任がある場合は無料
  3. 注意点: 払い戻しには期限がある。期限を過ぎると切符は無効になり、払い戻しはできない

特に指定席は、直前(前日、当日)になると払い戻し手数料が高くなるので注意が必要です。

 

 

購入方法別の払い戻し方法と手数料

窓口や券売機で購入した場合

窓口や券売機で購入した切符は、特急券と乗車券それぞれに手数料がかかります。たとえ1枚の切符(一葉券)でも、両方の手数料が必要です。

 

特急券は一度改札を通してしまうと、払い戻しはできなくなります。一方で、乗車券は距離が101km以上残っていれば、途中で下車した場合でも残りの距離分の払い戻しが可能です。

 

払い戻し方法:JRの窓口、またはJR東日本の指定席券売機
(注)JR東海のきっぷでも、JR東日本の指定席券売機で払い戻し可能です

 

手数料:次のとおりです。

 

自由席の払い戻し手数料

自由席特急券

新幹線自由席の払い戻し手数料
乗車券 自由席特急券 手数料合計
220円 220円 440円

払い戻しは乗車日の当日まで。乗車日を過ぎると払い戻しはできません。

 

自由席の有効期限は昔は距離によって何日かありましたが、現在はすべて1日しかありません。

 

指定席の払い戻し手数料

指定席特急券

 

指定席は払い戻すタイミングによって手数料が違います。手数料は乗車日の2日前までは安く、前日から当日までは高くなります。

 

乗車日の2日前までの手数料
新幹線指定席の払い戻し手数料(2日前まで)
乗車券 指定席特急券 手数料合計
220円 340円 560円

 

 

乗車日の前日から出発時刻までの手数料
新幹線指定席の払い戻し手数料(前日以降)
乗車券 指定席特急券 手数料合計
220円 価格の30%
(最低340円)
560円~

特急券の値段の30%が340円に満たない場合は340円。乗車券と合わせると最低でも560円は手数料が必要になります。

 

例えば、東京~名古屋の指定席を前日に払い戻しした場合1,690円かかります。
乗車券220円、特急券1,470円、合計で1,690円の手数料です。
(注)特急券は通常期で計算

 

指定席の場合は、払い戻しは当日中ではなく、発車時刻までなので注意が必要です。発車時刻が過ぎてしまうと特急券は払い戻しが一切できません。丸損の悲劇です。

 

 

大型連休になると、出発の2日前になると空席がパラパラで出ます。それは手数料が安いタイミングでキャンセルする人が多いからです。

 

これを逆に利用して、確保できなかった指定席を乗車2日前に再度予約してみると確保できる場合があります。

 

 

EX予約、スマートEXの場合

EX-ICカード
EX予約やスマートEXで予約した場合は、手数料が一律でわかりやすいのが特徴です。

 

指定席、グリーン席、自由席、おとな、こども全て同額で320円。乗車券も含めての手数料です。EX予約は手数料も割安です。

 

きっぷを発券した場合は窓口で手続きしてもらう必要があります。払い戻し時に決済用のクレジットカードが必要です。

 

その他、割引販売される早特商品も払い戻し手数料は同額です。

 

以下、EX予約、スマートEXの払い戻し料金です。

 

列車発車時刻まで
EX予約・スマートEXの払い戻し手数料(発車前)
座席 手数料合計 備考
自由席 320円 当日23:30まで操作可能
指定席 320円 出発時刻まで操作要
グリーン席 320円 出発時刻まで操作要

座席によらず払い戻し手数料は320円です。こどもも同額です。

 

自由席の場合は列車は決まっていないため、当日の23:30まで払い戻し操作が可能です。ただし、自由席に限っては操作をしなくても自動的に320円の手数料を差し引かれて払い戻しされます。

 

ICカードでの乗車で、改札を通った後、乗車しない場合でも列車が発車する前であればキャンセルできます。その場合は自分で会員画面よりキャンセル操作が必要です。

 

 

列車発車後
EX予約・スマートEXの払い戻し手数料(発車後)
座席 手数料合計 備考
自由席 320円 自動精算
指定席 特定額 自動精算
グリーン席 特定額 自動精算

きっぷを発券しておらず、列車が発車してしまった場合は、自動的に払い戻し手続きされ、特定額分がカードから引き落とされます。かなりもったいないのでご注意ください。

 

きっぷを発券している場合は注意が必要。当日中に、きっぷとEX予約、スマートEXの決済用クレジットカードを持って窓口で払い戻し手続きが必要です。出発前の方が安いですが、出発してしまっても当日中なら特定額を支払えばいくらかは戻ってきます。

 

特定額とは
特定額とは区間ごとに決められているトラブル時の価格表。目安は購入時(特急券+乗車券)の約半額。
列車が2時間以上遅延した場合に、この額が払い戻されます。

各情報は2025年5月(25年9月現在最新)

 

 

EX予約のe特急券の場合

エクスプレス予約のe特急券
EX予約で、特急券だけを購入できるのがe特急券です。乗車券は別に買いたい場合に利用します。

 

別に購入した乗車券がお手元にある場合は忘れずに窓口で払い戻ししてください。有効期限当日までなら乗車券の払い戻しは220円の手数料です。

 

EX予約のe特急券も、自由席、指定席で手数料のルールが違います。
それぞれ説明します。

 

自由席(e特急券)-受取前
受取前のe特急券自由席の払い戻し手数料
(乗車券) e特急券 手数料合計
220円 220円 440円

乗車券はまだ購入していない場合は払い戻し不要です。e特急券の場合、受け取り前であれば何も操作しなくても翌日に払い戻しされます。

 

自由席(e特急券)-受取後
受取後のe特急券自由席の払い戻し手数料
(乗車券) e特急券 手数料合計
220円 220円 440円

乗車券はまだ購入していない場合は払い戻し不要です。
切符を受け取っている場合は要注意。
切符を発券してしまっている場合は、券面の乗車日までに窓口で払い戻しが必要です。

 

指定席(e特急券)-受取前
受取前のe特急券指定席の払い戻し手数料
(乗車券) e特急券 手数料合計
220円 340円 560円

乗車券はまだ購入していない場合は払い戻し不要です。
指定席の場合は必ず払い戻しの操作が必要です。会員画面から払い戻し操作を行ってください。

 

指定席(e特急券)-受取後

e特急券の場合で受け取り後は、窓口で購入したきっぷと扱いは同じです。乗車日の2日前までと、それ以降で手数料が大きく違いますのでご注意を。

 

 

学割で購入した場合

学生で101km以上の距離を新幹線に乗車する場合に利用できるのが新幹線の学割。乗車券が2割引になります。

 

学割の価格から、手数料を差し引いた額が返金されます。手数料とルールは、窓口で購入した切符と同じです。

 

学割の場合、購入時に「学割証」を提出しているはずですが、払い戻しした場合は割引証は返してもらえません。
再度乗車する際には学割証を学校で再度取得する必要があります。

 

 

株主優待で購入した場合

株主優待割引券
株主優待は新幹線の総額が1割引で購入できます。一度に2枚まで使えるので、2割引がMAXになるお得な制度です。

 

株主優待を使うには、窓口で優待券を渡して購入します。払い戻し手数料も窓口で購入した場合と同じです。

 

払い戻した場合は、優待券は再発行は返却してもらえません。株主優待券がパーになるので、もったいない。

 

 

 

払い戻し方法

新幹線のきっぷを払い戻す方法は主に3通りです。

  1. JR東の券売機
  2. JR窓口での払い戻し
  3. ネットでの払い戻し(ネット予約に限る)

きっぷが手元にある場合は、JR窓口もしくはJR東の自動券売機のいずれかになります。JR窓口はここ最近すごく混雑していますので、JR東日本の区域に行くことができる方は自動券売機がおすすめです。

 

順番に解説します。

 

券売機での払い戻し

正式名称は、指定席券売機。まだ知らない方も多いかと思いますが、この指定席券売機で2024年4月1日から新幹線のきっぷの払い戻しができるようになりました。

 

全国の新幹線きっぷが払い戻しできます。

 

残念なのは2025年6月現在、対応しているのはJR東日本の自動券売機だけです。新幹線の指定席が買える下記のような券売機です。
JR東日本の指定席券売機

 

払い戻しできるきっぷには少し制限がありますので下記に整理しておきます。

 

払い戻しできるきっぷ
  • 片道乗車券
  • 往復乗車券(ゆき・かえりが揃っている場合)
  • 指定席特急券(まだ出発していない)
  • 自由席特急券(有効日までのもの)
  • 一葉券(特急券・乗車券が1枚のきっぷ)

上記をクレジットカードで購入していても、購入時のクレジットカードがあれば払い戻しができます。

 

全国どこの新幹線特急券でも払い戻し可能です。実際に試しにJR東海区間のクレジットカードで購入した特急券も問題なく払い戻しできました。
指定席券売機での払い戻し

 

 

払い戻しできないきっぷ
  • 往復乗車券(片道使った場合)
  • 回数券
  • 指定席特急券(出発してしまったもの)
  • 自由席特急券(有効日が過ぎたもの)
  • 改札を通したきっぷ
  • 運休・事故で特殊な払い戻しが必要なきっぷ
  • 旅行会社発行のきっぷ

 

 

窓口での払い戻し

JR全線きっぷうりば
窓口であればどこでも払い戻ししてもらえます。
窓口の呼び名は、JR東海は「JR全線きっぷうりば」、他JRでは「みどりの窓口」です。看板を探す際にご注意ください。

 

窓口を利用する難点は混雑して点なんですよね。数年前にJRが窓口(人)を減らして券売機に置き換えていく計画があったのですが、これが失敗して窓口だけが減ってしまう結果になったのがきっかけです。

 

時間に余裕があるときに窓口を利用してください。感覚値ですが、最低30分は並びます。

 

 

ネットでの払い戻し

こちらはネットで購入した場合に限られます。JR系列では、EX予約や、スマートEX。非JR系列では(PR)【NAVITIME Travel】 などがあります。

 

これらは手元にきっぷを発券したり、郵送されてしまうとネットでの払い戻しはできなくなります。受取前に会員画面より払い戻し操作などを行ってください。

 

 

 

払い戻しの注意点

クレジットカードで購入の場合

購入時に利用したクレジットカードの提示が必要です。

 

窓口や券売機でカードを利用した場合は券面に「C制」の印字があります。切符だけでなく、回数券も同じ。
万が一お持ちでない場合は、残念ながら金券ショップでも買取は難しいのであきらめる他ありません。

 

カード購入の新幹線切符は現金での払い戻しはJRでは一切行ってもらえません。
なぜかというと、お金に困った人がカードで新幹線切符を購入し、払い戻すことで現金化する手口が90年代に横行したからです。

 

 

EX予約、スマートEXの利用時間

払い戻し操作が可能なのは5:30~23:30です。
夜間受付サービス時間帯(23:30~5:30)は予約照会可能ですが、払い戻しはできません。
必ず時間内に払い戻し操作を終えましょう。操作しないと手数料が高くなります。

 

 

払い戻し手数料の領収書

払い戻しすると手数料を支払いますが、その手数料分の領収書を発行してもらえます。必要な人は窓口で申し出ます。

 

払い戻しの手続きをするタイミングで言わないとダメです。

 

 

 

まとめ

色々とパターンがあって複雑ですが、切符の場合はとにかく早めのキャンセル(2日前まで)がベストです。

 

私の失敗として、出張がキャンセルになったにも関わらず、新幹線のことをすっかり忘れていて、気が付いたら特定額分取られていたという経験が2度あります。

 

予定が変わったら新幹線の予約!、とうまく気づかないから何度も忘れるんですよね…
皆さんもお気を付けください。

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