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新幹線でコンセントがある座席

東海道・山陽新幹線のコンセントが使える席

最終更新:2024/10/31 11:24:46

新幹線でコンセントがある列車、ない列車

東海道新幹線、山陽新幹線ではコンセントは全座席についていません。
列車の種類や座る座席によって違います。

 

確実にコンセントを利用したい場合は「のぞみ」の両窓側(A席、E席)です。USB式ではなく、コンセント式である点にもご注意ください。

 

2024年10月現在、新幹線でコンセントがある列車、座席の位置について詳しくご紹介します。

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全国の新幹線のコンセント設置状況一覧

東海道新幹線、山陽新幹線

東海道新幹線、山陽新幹線は、乗車する車両タイプと座席によってコンセントがある席、ない席があります。

 

確実にコンセントが利用したい場合は「のぞみ」窓側のA席もしくはE席に座ってください。通路側(C席、D席)と3人掛けの真ん中(B席)には一部の列車にしかついていません。

 

「ひかり」「こだま」に乗車した場合は確実な席はありません。700系という古いタイプの車両が東京~新大阪間の臨時列車、新大阪~博多間の山陽新幹線では走っており、コンセントが席にはない場合があります。

 

以下が新幹線の列車別のコンセントの状況の一覧になります。

 

 

東海道新幹線のコンセント設置状況一覧
車両タイプ 列車 座席 コンセントの位置
700系 ひかり
こだま
普通車 各車両の一番前・後ろの席
グリーン車 一番前・後ろの席(一部列車なし)
N700系 のぞみ
ひかり
こだま
普通車 窓側の席、各車両の一番前・後ろの席
グリーン車 全席
N700A のぞみ
ひかり
こだま
普通車 窓側の席、各車両の一番前・後ろの席
グリーン車 全席
N700S のぞみ
ひかり
こだま
普通車 全席
グリーン車 全席

700系でも各車両の最前列に1つしかない古いタイプの列車があります。相当なマニアでないと事前にはわかりません。700系新幹線は現在、山陽新幹線の一部のみで運行。N700系以降が運行本数全体の95%です。

 

 

 

更に写真付きで詳しくご紹介します。

 

N700系の普通車

窓側席もしくは、最前列席に座れば確実にコンセントがあります。窓側席はA席、E席。列車ごとの最前列、最後列です。

 

N700系のコンセント位置を図解すると下記のとおりです。新幹線の車両を表していて、左右が進行方向。赤丸がコンセントの位置です。
新幹線コンセント位置N700系

 

「のぞみ」の通常ダイヤであれば全てN700系、改良型のN700Aもしくは最新のN700Sです。上記の図のN700系が東海道新幹線では、一番コンセント数が少ない列車です。

 

 

写真で実際の列車内を見てみましょう。

 

まず窓際の座席です。2列席、3列席がありますが、いずれも窓側の足元にコンセントがあります。
新幹線N700系コンセント

 

 

最前列は次のようになっています。各車両の最前列は壁(妻壁という)になっています。最前列の座席は窓側だけでなく、妻壁に設置されています。最後列も座席は前に向いていますが、使おうと思えば使えます。
最前列席コンセント

 

 

N700系のグリーン車

N700系のグリーン車は全座席に完備。当然ながらN700Sも全席完備です。座席間のひじ掛け前方下側にあります。
グリーン車のコンセント

 

 

N700Sの普通車・グリーン車

最新型N700S(2020年7月営業運転開始)の座席はすべてコンセントが設置されています。

 

運行本数は増えてきましたが、約300列車/日のうち、111列車/日(2024年10月現在)。運行ダイヤはJR東海公式N700S運行予定で公開されています。

 

下記がN700S新幹線の座席とコンセント位置です。いずれも口はUSBでなくコンセント式です。
n700sコンセント

 

 

700系の普通車

700系新幹線ではコンセントは各車両の最前列と最後列にしかありません。しかも前2か所、後ろ2か所のみです。
新幹線コンセント位置700系

 

下記写真が最前列のものです。新大阪~博多間の「ひかり」「こだま」で700系がまだ一部運行しているので注意です。
700系新幹線のコンセント

 

 

700系のグリーン車

700系のグリーン車は普通車と同じです。
ある場合、ない場合があり、あっても最前列か最後列にしかありません。

 

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上越新幹線

E7系新幹線
東京から高崎や新潟、越後湯沢方面が上越新幹線です。上越新幹線は全列車にコンセントが設置されています。

 

上越新幹線は現在すべての列車がE7系というタイプです。2023年3月17日まではコンセントがないE2系が運行していましたが、現在は運行していません。

 

上越新幹線のコンセント設置状況一覧
車両タイプ 列車 座席 コンセント設置
E7系 とき
たにがわ
普通車 全席
グリーン車 全席

 

E7系新幹線のコンセントは足元前の座席と窓側についています。
E7系新幹線のコンセント

 

 

 

北陸新幹線

E7系新幹線
北陸新幹線は全列車がE7系なので、コンセントはどの列車によってもあります。

 

北陸新幹線のコンセント設置状況一覧
車両タイプ 列車 座席 コンセントの位置
E7系 かがやき
はくたか
つるぎ
あさま
普通車 全席
グリーン車 全席

 

E7系新幹線のコンセントは足元前の座席と窓側についています(上越新幹線の同じ車両タイプです)。
E7系新幹線のコンセント

 

 

 

東北新幹線、秋田新幹線

東北・秋田新幹線のコンセント設置状況一覧
車両タイプ 列車 座席 コンセントの位置
E6系 こまち
はやぶさ
やまびこ
なすの
普通車 窓側の席、各車両の一番前・後ろの席
グリーン車 全席
E5系
(新型)
はやぶさ
はやて
やまびこ
なすの
普通車 全席
グリーン車 全席
E5系
(旧型)
はやぶさ
はやて
やまびこ
なすの
普通車 窓側の席、各車両の一番前・後ろの席
グリーン車 全席
E3系
(新型)
やまびこ
なすの
普通車 窓側の席、各車両の一番前・後ろの席
グリーン車 全席
E3系
(旧型)
やまびこ
なすの
普通車 なし
グリーン車 なし

E5系の新型車両は2015年製造以降。まだ旧型車両の方が多く運行しています。

 

 

北海道新幹線

北海道新幹線は10両編成のE5系(新型)、E5系(旧型)、H5系のいずれかです。E5とH5の違いはJR東日本所有(E5系)か、JR北海道所有(H5系)の違いです。
E5系の新旧は製造年により違います。

 

いずれの場合も事前にどの車両かは調べるのは難しいです。

 

北海道新幹線のコンセント設置状況一覧
車両タイプ 列車 座席 コンセントの位置
E5系、H5系
(新型)
はやぶさ
はやて
普通車 全席
グリーン車 全席
E5系
(旧型)
はやぶさ
はやて
普通車 窓側の席、各車両の一番前・後ろの席
グリーン車 全席

 

 

山形新幹線

山形新幹線のコンセント設置状況一覧
車両タイプ 列車 座席 コンセントの位置
E3系
(新型)
はやぶさ
はやて
普通車 全席
グリーン車 全席
E3系
(旧型)
はやぶさ
はやて
普通車 窓側の席、各車両の一番前・後ろの席
グリーン車 全席

E3系で新型か旧型かは事前に知るのは難しいです。

 

 

九州新幹線

九州新幹線のコンセント設置状況一覧
車両タイプ 列車 座席 コンセントの位置
N700系 みずほ
さくら
普通車 窓側の席、各車両の一番前・後ろの席
グリーン車 全席
800系 さくら
つばめ
普通車 各車両の一番前・後ろの席
グリーン車

 

 

 

東海道新幹線でコンセントを確実に使うには

コンセントがある席を予約する(ネット予約)

EX予約やスマートEXであれば予約時に列車の種類がわかります。
N700系の場合は窓際もしくは先頭席、N700Sであれば全席あります。700系の場合はコンセントがない可能性が高いので避けましょう。

 

 

EX予約の列車選択画面

少し画面が小さくて見えないですが、上の列車は「N700S系 16両」、下の列車は「N700系 16両」と表示されています。

 

予約する列車の種類がこのように判別できます。画面例は有料会員向けのEX予約ですが、無料会員用のスマートEXでも同じです。

 

 

表示と列車とコンセントの関係

  • 「N700S系16両」・・・すべての座席にあり
  • 「N700系16両」・・・窓際と最前列、最後列にあり
  • 「700系16両」・・・一部、最前列・最後列にあり

 

 

コンセントがある席を予約する(窓口購入の場合)

JR全線きっぷうりば
窓口で「コンセントのある座席でお願いします」と言えば手配してもらえます。こうしてみると窓口は融通がきくので楽ですね。

 

窓口の難点は混雑していること。特に最近は訪日外国人や、窓口数の削減で窓口は混雑しています。

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コンセントがある座席が予約できなかった場合

窓側座席の人にかりる

どうしても必要な場合は、窓側の座席の人にかります。
一応はJRもコンセントは窓側座席に人のものではないと公言していますが、ちょっと頼みにくい人だとダメですね。
丁寧に確認すれば足元なのでそれほど邪魔にはなりません。

 

 

車両最後尾のコンセントを使う

新幹線最後尾のコンセント
各車両の一番後ろの席にもあります。基本的に一番後ろの座席の人は前を向いているので、座席の裏側は空いているはずです。そこでしばし充電して取りに行けば良いです。(盗難と、置き忘れにご注意)

 

 

洗面所のコンセントを使う

新幹線洗面所のコンセント

N700系新幹線の洗面台

どうしても必要な場合は洗面台のコンセントを使います。東京~博多間の東海道・山陽新幹線はすべて奇数号車のトイレがある付近に洗面所があり、壁面にコンセントがあります。他の人も利用するので、空いているときに最低限の範囲で利用しましょう。

 

こちらも盗難と、置き忘れにはくれぐれもご注意。私は今までに新幹線でスマホを3台拾って届けています。

 

 

コンセントの電圧、電流と周波数

東海道新幹線コンセント
新幹線コンセントの電源はAC100Vの2A、60Hzです。東京から名古屋、終点博多まで周波数は変わらず60Hzです。携帯やスマホ充電、PCの利用はまったく問題ないレベルです。

日本では静岡県の富士川辺りを境に東西で50Hzと60Hzと周波数は違いますが、新幹線内はかわりません。60Hzに変換するため4カ所の周波数変換変電所(大井、綱島、西相模、沼津)に9台の周波数変換装置があります。

 

 

必要なケーブルの長さと形状

N700系のコンセントは足元にあるのでコードは1.5Mぐらいの長さが必要。1.5mあれば、全国どの新幹線でも充電しながら使うことができます。最新列車のN700Sはひじ掛けにあるので30cmあれば十分。

 

コンセントの形状は心配いりません。周囲には凹凸は無いのでどんな形状のものでも100%させます。

 

全国すべての新幹線はコンセント式。USBの口はないため、コンセントに挿すアダプタが必要です。コンセント式である理由はスマホ以外にもモバイルPCを使う人もいるためです。PD対応はまだ先ですね。

 

 

新幹線のコンセントに関するうわさ

新幹線のコンセントは電圧が不安定なので機器に悪いという噂があります。あくまで噂と個人的にはとらえています。そういった使い方も含めて機器の寿命と個人的には考えますが、気になる方は控えたほうが安心だと思います。

 

 

各車両の先頭座席は何番?

先頭座席は、下り(博多方面)の場合は1番(A~E席)、上り(東京方面)は座席番号が一番大きい席です。
※車両によって座席数が違うため、号車によって15番、17番、18番、20番のいずれかまでしかありません。

 

 

 

まとめ

新幹線に乗車していると昔は雑誌を読んでいましたが、最近ではついついスマホをいじり続けてしまいます。
私の場合は窓側がすきなので、常に充電しながら利用しています。(電池には悪いらしいですが・・・)

 

乗るときには「のぞみ」の窓側!と覚えておけばコンセントで困ることはありません。すべての座席にコンセントがつくのはまだ15年はかかりそうです。

 

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