最終更新:2024/05/11 06:42:32
新幹線の指定席予約は全国で手段を問わず1か月前から可能です。
以前は窓口にひたすら並ぶことが多かったのですが、最近ではJR各社のネット予約サービスによって、ネット上で座席の予約合戦が繰り広げられています。
予約が集中する時期に指定席がどのような順番で埋まるのかがわかると、無駄な戦い・競争を避けることでき、サクッとまぁまぁ良い席を確保しやすくなります。
本記事では、混雑時に座席が埋まる法則をご紹介します。
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年末年始、ゴールデンウィーク、お盆の3大大型連休が該当します。この時期が一番人の移動が集中するため、新幹線も混雑がピークに達します。
年々、ダイヤ改正の都度列車本数が増えてはいますが、いくら列車本数を増やしてもやはり大型連休前後には自由席の乗車率が150%以上となります。
座席を1.5倍以上は増やす必要がありますが、そこまでは難しいです。
この混雑する時期は事前にJR側もカレンダーから予想しており、「繁忙期」という呼び名で通常期と比べて指定席の切符を200円高く設定しています。
具体的には、以下の期間が繁忙期に設定されています。
反対に上記の前後1か月ぐらいは「閑散期」と呼ばれ、200円安くなるガラガラの時期があります。
おおざっぱな傾向は以下のとおりです。
上記の時間をずらすだけでも格段に予約しやすくなります。
その他詳しく予約開始から当日までの法則を「初期」→「中期」→「終盤」→「前日」→「当日」の順でご紹介していきます。
初期とは、予約が開始される1か月前の10時から数日の間です。
以下の順で連休開始は下り列車が埋まり始めます。
9~10時台→8時台→7時台→6時台
連休終わりでは、夕方から混雑します。
16~17時台→18時台→15時台→14時台→19時台
この予約開始初日の昼過ぎぐらいまでには、休みの開始が集中する年だと約7割は座席が埋まります。
7割だとまだ空いてはいますが、並び席での確保が難しくなります。
1名での移動であれば何とかなります。
予約開始から3日程度経つと少し落ち着いてきます。
この時期になると混雑時に複数名で並び席や近くの席は難しくなっています。
連休開始の列車では、東京駅6時台に出発する列車にも混雑が始まります。
午後も11時台、12時台と徐々に遅い時間帯の席が埋まります。
連休終わりが集中している場合には最終日は正午あたりから終電まで席が埋まります。
また、グリーン車が出発日の2週間ぐらい前から埋まり始めます。
このような状況が連休開始の数日前まで続きます。
連休の数日前になると、空席が現れては埋まるという状態が激しく起きます。
直前でキャンセルや日程変更になった人や、より良い時間帯・座席に予約を変更するネット予約の利用者が動き始めるからです。
この時期にネット予約が可能な方であれば新規で予約や、変更するチャンスになります。
並び席は難しいですが、2名で1座席ずつであれば何とか確保ができます。
乗車当日には不思議な現象が起きます。
前日の深夜まで満席表示だった列車において空席がわずかですが、パラパラと出ます。
予めJR側が確保していた予備席か、旅行会社が確保していた余り席かわかりませんが、一般人のキャンセルではありません。
キャンセルがあれば私も利用するエクスプレス予約で空席がわかるはずです。
こういった席は必ずしも出るわけではないので頼ることはできませんが、どうしても新幹線で移動したい場合は当日の朝一番でネット予約や窓口で予約すると若干ですが可能性があります。
当たり前ですが、混雑時はとにかく発売開始日に予約してしまうのがベストです。
後から空いている日や時間帯を探しながら予約するのは面倒で仕方がありませんし、心配事が増えて気分も晴れません。
予定がどうなるかわからないと思っても予約してしまい、最悪は変更もしくは多少の手数料でキャンセルして払い戻しします。
エクスプレス予約というJR東海の会員であれば320円でキャンセルできます。
私も先に帰省時にとりあえずの日程と時間でまずは予約して、後から予定を合わせるようにしています。
意外と他の予定も決めやすくなるのでお勧めです。
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