最終更新:2025/06/14 13:38:42
新幹線から降りてから「あれ?荷物がない!」と気づいたら…焦ってしまいますよね。心臓がキュッとなることは私も何度も経験しています。
ご安心ください。東海道新幹線では、忘れ物を探すシステムや体制がかなり整っています。忘れたものが盗まれたり、捨てられたりしていない限り、かなりの確率で発見できます。日本が世界の誇れるところですね。
この記事では、万が一新幹線の車内に忘れ物をしてしまった際に、忘れ物を取り戻すための具体的な方法を詳しくご紹介します。
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忘れ物に気づいたら、まずは以下の3つの情報を整理しましょう。これが、忘れ物を見つけるための重要な手がかりになります。
何日に乗車したか
○○月△△日
乗車した時間(発車時刻)
□□時XX分
列車番号(わかれば)
例えば、「のぞみ○○号」「ひかり「△△号」
列車名
のぞみ、ひかり、こだま、みずほ、さくら
乗車した駅
東京、新横浜、品川、名古屋など
降りた駅
東京、新横浜、品川、名古屋など
座席番号
○○号車、△△番、□席
(例)12号車、15番、C席
忘れた場所
座席の上、座席の下、帽子掛け、網棚、座席の網、トイレ、洗面台など
どんな忘れ物か
(例)黒いリュックサック、赤い傘、i-Phone13など
具体的に特徴
(例)〇〇のキャラクターキーホルダーがついたカバン、中に〇〇が入っている、〇〇のブランドの財布など
PCやスマートフォンなど電子機器の場合は、メーカーやモデル、パスワードの有無なども伝えると、見つかった場合に確実に本人の持ち物と判断しやすくなります。
これらの情報が明確であればあるほど、忘れ物が見つかる可能性が高まります。切符や旅程表など、手元にある情報を確認しながら、できるだけ正確な情報を準備してください。
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情報が整理できたら、次は忘れ物に関するお問い合わせです。
お忘れ物の問い合わせには4つの方法があります。
WEBで可能であればその方が楽です。電話は特に午前中はつながりにくいので待たされます。またWEBの方が慌てずに対応できます。
JR東海-公式サイト
https://jr-central.co.jp/find/mail/
24時間いつでも入力可能です。
必要事項を入力して送信すると、後日JR東海からメールまたは電話で連絡が来ます。忘れ物の詳細な情報や、乗車された列車情報などを正確に伝えることができます。
こちらは入力した内容で担当者が1つ1つ該当する忘れ物がないかを確認します。確認に時間がかかります。
JR東海-公式サイト
https://jr-central.co.jp/find/mail/
※上記サイトの「お忘れ物チャットサービスはこちら」から起動します。
24時間いつでも入力可能です。2021年3月11日から始まったサービスです。
忘れ物に関する内容を1問1答のチャット形式で答えると、JR東海側の忘れ物データと自動照合し、あるかどうかはすぐにわかります。
結果の最終確認などはあるため、最後は人の確認を経てメールによる連絡があります。
電話で直接状況を説明し、相談することができます。
オペレーターが丁寧に対応してくれますので、上記で整理した情報を伝えましょう。
JR東海お忘れ物案内
電話番号:050-3772-3910
営業時間:9:00~17:00
電話し、音声ガイダンスに従って「3」を選びます。
一部の駅には「忘れ物承り所」(わすれものうけたまわりじょ)があり、直接出向いて忘れ物を探してもらうことができます。
忘れ物承り所は以下の駅にあります
無事に忘れ物が見つかった場合、JR東海からお客様にご連絡がいきます。
忘れ物の保管場所(駅名など)と、受け取りに必要なものが伝えられますので、指示に従って受け取りに行ってください。
本人確認のため、身分証明書(運転免許証、健康保険証など)が必要になります。
受け取りの際にあらためて忘れ物の特徴を再度確認される場合があります。これは間違って違う人に渡してしまうことや盗難防止の措置なので従いましょう。
郵送できるものであれば着払いの宅急便で送ってもらうことができます。具体的な手続きについて案内がありますので、指示に従ってください。
忘れ物を預かってもらっているところまでは、交通費は自己負担で行く必要がありますが、郵送してもらえると助かりますよね。
宅急便の料金目安は、東京、名古屋間ぐらいの距離であれば1,000円~2,000円程度です。大きさや重さによって変わってきます。
注意点としては下記があります。
郵送での返却は、着払いとなりますので、送料は自己負担です。当然です。
貴重品(現金、貴金属など)や生ものなど、郵送できないものについては、郵送での返却ができない場合があります。この場合も、係員から案内があります。
あと郵送には日数がかかります。
忘れ物をすると、即時対応して手元に戻したい気持ちはありますが、どうしても時間がかかってしまいます。その日中に手元に戻ればラッキーです。
よくある誤解が、走行中の列車を探してくれて、見つかると逆方向の列車で持ってきてくれることです。そんな暇じゃないし、我々の忘れ物にそんな手厚い対応は無理です。
まず、走行中の列車に連絡がいくことはなく、終着駅での掃除中もしくは、他の乗客の方が車掌さんに手渡して途中駅で預かっているかのどちらかです。
そりゃ無理です。
何万という落とし物を扱う中で、およその位置から特定は難しいです。場所によっては対応可能が場合がありますが、基本は指示に従いましょう。
新幹線の車内に忘れ物をしてしまうと、本当に心配になります。しかし、JR東海さんも忘れ物を一つでも多く発見できるよう、日々努力しています。
焦らず、今回ご紹介した手順で落ち着いて対応すれば、きっと大切な忘れ物が見つかるはずです。快適な新幹線での旅を、今後も安心して楽しんでくださいね!
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