順次進む新幹線トイレのウォシュレット化
2017年現在、外出先で洋式トイレに入ろうものならほとんどの施設ではウォッシュレット化が進んでいますよね。
一般家庭への普及率は2015年3月末時点で77.5%とのこと(内閣府調査)。
関連してネットでは新幹線にウォシュレットがあるのか、ないのか議論があります。
東海道新幹線では「一部の最新車両に設置されています」が答えです。
新幹線のウォシュレットについて詳しくご紹介します。
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東海道線新幹線のトイレ設備
トイレの位置
トイレは必ず奇数号車の東京寄りにあります。
東海道新幹線は必ず16両編成で座席数は1323席です。
基本設備が同じ事でトラブル時の振り替え輸送なんかが手際よく行える点でJR東海が貫いている姿勢です。
トイレの種類
現在運行している新幹線には、洋式、和式、男性用(小便用)の3種類があります。
基本的に各奇数号車の東京寄りに上記3つずつ配置されています。
旧型の700系新幹線では洋式、和式、男性用がセットです。
新型のN700系からは洋式x2、男性用x1がの組み合わせで、和式は廃止されました。
(注)N700系の11号車だけは洋式x2で男性用がありません。
現在運行中の車両
ここで700系とかN700系が出てきましたが、現在運行している車両について整理します。
古い順に、700系→N700→N700Aの三つが現在運行しています。
これら車両は一度量産されると10年、20年と運行されるため、種類が同じでも途中で改良が加えられることがあります。
ウォシュレットがある車両
正確には温水洗浄便座と呼びますが、新幹線に採用されているのはTOTO製ですのでウォシュレットと呼びます。
ウォシュレットはN700Aの14年4月以降に製造されている車両から取り付けられています。
なのでN700Aでもウォシュレットがあるものとないものが運行されている状態です。
設置されている列車の場合には全てのトイレがウォシュレット化されています。
ウォシュレットのある列車に乗るには
残念ながら、ウォシュレット付きの新幹線に乗りたいと思っても狙って予約することはできません。
まず第一に、時刻表でN700Aと、N700は区別されておらず、N700系としか記載されていません。
▽関連記事→新幹線がN700系かどうか調べる
仮に区別ができたとしても、2014年4月以降に製造された車両かどうかわからないのが二点目の理由です。
当面は運を天に任せるしかありません。
まとめ
新幹線の車両は減価償却期間は13年です。
今のペースでいくと2027年には運行するすべての車両がウォシュレット化される計算になります。
実際には新幹線の旧型車両も改造を加えるのでオリンピックを狙って2020年には完了するのではないか?
というのが個人的な予想です。
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