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列車内での授乳・ミルクはどうする?

赤ちゃん連れの場合に授乳やミルクはどうする?

最終更新:2024/05/11 06:38:20

新幹線の列車内での授乳や哺乳瓶ミルク

新幹線で授乳

新幹線に限らず、幼児をお連れの場合は授乳・ミルクができる場所が心配ですよね?我が家でも次男は2~4時間に一度はその時が訪れます。

 

新幹線に乗車する時間だけを考えがちですが、新幹線の駅から目的地までの時間があります。列車内での授乳なら、多目的室の利用、座席で授乳ケープの利用、洋式トイレの利用が選択しとしてあります。

 

あまり知られていませんが、ほとんどの列車では新幹線内でお湯を温めてもらうことができるため、水と哺乳瓶、粉ミルクさえ用意しておけば哺乳瓶でミルクをあげることもできます。

 

そんな新幹線の列車内でミルクをあげる方法について詳しくご紹介します。

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列車内で授乳できる場所

東海道新幹線では授乳室は準備されていませんが、授乳できる場所はいくつかあります。洋式トイレ、多目的室、座席での授乳の3か所です。

 

洋式トイレで授乳

座席以外では一番お手軽に利用できます。11号車のトイレは車いすでも利用できるぐらいに広くとられていますので、11号車付近の座席を予約できると安心できます。

 

11号車以外の洋式トイレは狭いですが、授乳だけであれば特に支障はありません。赤ちゃんを抱っこして、わざわざ11号車まで列車内を移動するのは大変なので一番近い洋式トイレで十分です。

一部列車は和式トイレがあるのでご注意

トイレの配置図
東海道新幹線(東京~新大阪区間)では大きくは3種類の列車が運行していて、わずかに和式トイレがある場合があります。オムツ台もないため、さすがに和式での授乳はきつい。

 

新しい車両(左の図)では全てが洋式トイレなので心配不要です。現在通常運行している「のぞみ」は全てが新しい車両なので和式トイレはありません。

 

新大阪より西の山陽新幹線ではまだ古い車両が運行しており、和式トイレが現役です。ただ、新幹線のトイレは2つセットで並んでいるので、開けてみて和式だったら隣りの洋式トイレを利用すれば良いです。

 

東海道新幹線の洋式トイレは、必ず奇数号車の東京寄りにあります。

 

 

多目的室の利用

多目的室
東海道新幹線、山陽新幹線には多目的室という個室が11号車のデッキ部分に1室だけあります。
※8両編成の山陽新幹線は7号車にある

 

多目的室は体の不自由な方が優先です。また、凶悪犯の護送に使われたりもしますので利用できる保証はありません。障害者の方に限り事前予約が可能です。

 

空いていれば授乳でも使うことができます。利用するには車掌さんに「授乳したい」と申し出れば案内してもらえます(先約があれば順番)。
※車掌さんを見かけない場合は車内販売のお姉さんに言えば車掌さんに携帯で連絡してもらえます。

 

多目的室が使えない場合や混雑している場合は車掌室を特別に利用させてもらえる場合もありますので、早めに申し出ておくのがポイントです。

 

嫁も以前利用したことがありますが、子供の機嫌がわるくなってから車掌さんに頼んでいては手遅れ。大泣きする前にさっさと座席で済ませてしまう方がいい。多目的室が使えるなら個室なのでかなり落ち着くし、ついでにお着換え、おむつ替えもできるのでいいんですけどね。

 

 

座席での授乳

n700s新幹線座席
座席で可能なら座席での授乳がベストです。そのまま寝てくれる率が高いので後も楽です。

 

授乳用ケープやタオルなどで覆えば問題ありません。隣席が空いていれば嫁は授乳ケープを使って座席で済ませます。人がいる場合でも断っておけばトラブルになる確率もグンと減ります。

 

旦那など大人が二人いれば通路側に一人が座り、授乳ケープなどで目隠しして窓側席で授乳します。トンネル内では後ろの席から窓に反射して見えてしまうので、窓側の場合は窓のブラインドを下すのをお忘れなく。

 

人目が気になる方ややりにくい場合は先にご紹介した洋式トイレ、多目的室をご利用下さい。

 

座席は授乳に限れば窓側が良いですが、泣いたときに直ぐに出られる通路側の方をお勧めします。泣く心配が余りない子だったら窓側ですね。

 

 

 

列車内で哺乳瓶ミルク

ミルクをあげる場所

哺乳瓶のミルクであれば座席で十分です。授乳は人目や相手が気になる可能性もありますが、哺乳瓶は問題なく、気を遣う必要などありません。赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲むのも、大人がペットボトルでお茶を飲むのも一緒だからです。

 

我が家の次男坊は、ミルクを飲むとウン○(大)が出る率が高いので、その音が気になりますが(笑)座席では難しい事情があれば、授乳同様に洋式トイレや、多目的室を活用下さい。

 

 

調乳用のお湯の入手

哺乳瓶となると、お湯をどうするかという問題があるかもしれません。

 

電子レンジ
あまり知られていませんが、東海道新幹線には業務用の電子レンジが設置されていて、お湯をもらうことができます。
「のぞみ」「ひかり」に限ります

 

お水と哺乳瓶は自分で用意する必要がありますが、お願いすれば温めてもらえます。勝手には利用できないので、車掌さんや車内販売員の方にお願いしてください。

 

東海道新幹線では、お湯の提供はしておりませんが、パーサーまたは車内販売員が乗車している列車の場合は、お客様のお持ちの耐熱哺乳瓶と飲料水を電子レンジで温めることができますので、パーサーまたは車内販売員にお声掛けください。ただし、設備等の不備でお断りさせて頂くこともございます。

出典:JR東海

 

一昔前は車内販売用のコーヒーメーカーのお湯を分けてもらえました。今では衛生面の問題から乗客のお水を電子レンジで温めるだけしかしてもらえません。お水と哺乳瓶の持参は必須です。

 

電子レンジが近い座席

電子レンジは、7号車(東京寄り)、11号車(博多寄り)の業務用スペースにあります。ワゴンカードの入れ替えなど行う空間です。

 

勝手に使うことはできませんが、自分から係の人(パーサーさん)を探しにいくには近いと便利です。係の人がいないときはカギも閉まっています。

 

7号車は、喫煙ルームの目の前なので、タバコ臭があります。11号車が空いていれば11号車の方がおすすめです。

 

こだま列車には無い!

これは最近知ったのですが、「こだま」ではお湯が貰えません。公式ホームページには掲載がなく、列車内で車掌さんに聞いて判明。JR東海にも念のため電話問い合わせして確認しました。

 

ワゴンカード販売するお姉さんや、お兄さんが乗車しない列車では業務用スペースを利用しないので、電子レンジは使えないとのこと。「こだま」はワゴン販売が無いのでお湯はご提供できないのですね。ご注意下さい!

 

 

 

まとめ

通常期であれば本記事で紹介した方法で授乳は何とでもなります。

 

問題は大型連休など帰省時に混雑する場合です。トイレも大混雑しているし、座席も奥になってしまうと通路に出にくい。

 

緊急事態と勝手に考えて、隣に人がいても座席で授乳してしまうのも致し方ない事です。事前にお隣様に一言断ればトラブルになるケースは限りなくゼロなのでご安心を。

 

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