最終更新:2024/10/19 15:03:06
新幹線の料金は年齢に応じて大人、こども、幼児・乳児の3段階あります。
こども料金は大人の半額です。新幹線を運行するJRでは「こども」は小学生を指します。大人料金は中学生から、小学校入学前が乳児・幼児で無料で乗車できます。
こども料金について詳しいルールをご紹介します。
(補足)JRでは「こども料金」が正しい表記です
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料金区分 | 年齢など | 料金 |
---|---|---|
大人 | 中学生以上 | 通常料金 |
こども | 小学生 | 大人の半額 |
幼児 | 1歳~小学校入学前 | 自由席なら無料 |
乳児 | 1歳未満 | 自由席なら無料 |
こども料金は特急券、乗車券いずれも半額です。5円の端数は切り捨てます。
こども料金は大人料金の半額です。
細かくいうと約半額です。特急券と乗車券をそれぞれ半額にしてから、10円未満の端数は切り捨てます。
こども料金は小学生に適用されます。小学校に入学する年の4月から、卒業する3月の間に適用できます。
小学校に入学する年の4月1日からこども料金。3月31日までは幼児扱いです。大人料金は同様に、中学生になる4月1日から大人料金が必要になります。日付は新幹線に乗車する日です。切符を買った日ではありませんのでご注意ください。
中学生、小学生となる扱いは文部科学省が定める学年定義に従っています。春休み中でも4月1日からが新しい学年です。入学式の日は学校や年によって違うため、関係がありません。
レアなケースですが有効期限が4月1日をまたがる切符の場合に特例があります。例えば、有効期限の開始が3月31日のきっぷは、4月1日に乗車するとしても、こども料金で乗ることができます。
※定期券、回数券は除きます。
使い始めた日の学年が適用されるため、ご注意ください。
グリーン車にはこども料金の設定がありません。
こども料金は、自由席でも指定席でも関係なく適用されますが、グリーン車だけは例外です。
乗車券、特急券はこども料金が適用されますが、グリーン車に乗るためのグリーン券にはこども料金の設定はなく、大人料金と同額です。
これらを整理したのが以下の表になります。
切符種類 | こども | 幼児・乳児 |
---|---|---|
乗車券 | 大人の半額 | 無料 |
自由席特急券 | 大人の半額 | 無料 |
指定席特急券 | 大人の半額 | 大人の半額 |
グリーン券 | 大人と同額 | 大人と同額 |
グリーン券は、特急券(指定席)に対してさらに必要な券です。年齢に関係なく、距離に応じて料金が決められています。
こども料金を調べるのは実は大変です。Yahooを初めとする交通系の料金・経路検索では私が知るこども料金は検索できません。
手っ取り早く調べるのは次の2通りです。
自作のツールで恐縮ですが、東海道新幹線の料金検索ツールをご活用ください。
EX予約などで実際に買う操作まで行えば料金はわかりますが、上記のツールの方が早く便利なはず。よかったら使ってみてください。
ただ、残念ながら東海道新幹線区間しか対応できていません。
こども料金の計算は単純です。特急券、乗車券の料金をそれぞれ1/2します。端数がある場合は切り捨てる。
大体の金額でよければ総額を半額でも大差はありません。
例えば、東京~新大阪の指定席でのこども料金は下記のとおりです。
切符種類 | 大人料金 | こども料金 |
---|---|---|
乗車券 | 8,910円 | 4,450円 |
特急券 | 5,810円 | 2,900円 |
合計 | 14,720円 | 7,350円 |
その他、主要区間であれば下記に整理してあります。
自由席を利用すれば小学校入学前の幼児、乳児なら無料で新幹線に乗れます。ただし、こども料金と違い、幼児、乳児は制約がいくつかあります。
自由席の利用であること、大人1人に対して、幼児や乳児は2人まであることで無料で乗車できます。大人は当然大人料金が必要です。
自由席を利用する場合は、幼児や乳児の人数分の席を利用することは問題ありません。JR利用規約にも記載があり、認められています。
指定席は無料では利用できません。自由席限定が少し大変なところかと思います。子供連れだと席は確実に確保したいですからね。
下記のパターンになると、幼児や乳児でもこども料金が必要となります。
(補足)幼児:1歳~小学校入学前。乳児:1歳未満
幼児の人数は大人1名に対して2名までが無料です。幼児(1歳~6歳未満)が3人以上いる場合はご注意。
幼児が乗車する場合は大人もしくは子供(中学生以上)が同行することが前提です。
幼児を連れての乗車で面倒を見切れるのは2人までだろうという解釈です。現実的に座席を使わないとなると、1人はママのお膝の上。もう一人は抱っこひもか足元で遊ばせておく。2人が限度ですよね。
3人いる場合は、こども料金で1人分払い残りの2人の幼児は無料で乗れます。
幼児に限った例外規則なので、規約上は1歳未満の赤ちゃんなら5人でも10人でも料金は必要ありません。ただ、連れて行く大人の心が折れると思いますし、駅員さんが安全上問題があると思えばとめられます。
指定席、グリーン席を確保したら料金が必要になります。幼児、乳児は席を確保しないから無料なのです。
指定席であっても、空席があれば幼児、乳児を座らせてしまって問題ありません。厳密には料金が必要なのですが、注意されることはありません。
そこまで注意されるとなると、荷物を置いている人たちも同罪です。99%大丈夫です。
ちょっと豆知識。
新幹線を含む全国JR全てでは、荷物のために指定券を購入することは禁止されています。
更にペットは手荷物の扱いなため、ペットのためにチケットをとることもできません。荷物、ペットは禁止ですが、こどもは当然OKです。
一方、グリーン車では隣席が空席であったとしても座らせてはダメです。
ガラガラでもダメです。
グリーン席は年齢に関係なく、グリーン料金が別に必要なルールだからです。着席状況はシビアにチェックされています。カメラで監視しているのか、座らせた瞬間に車掌さんが注意しにきます。妻も過去に2度ほど注意され、以降はグリーン車は子供連れでは利用していません。
そもそもグリーン車に子供を乗せるのは避けるべきです。静けさを求めて高い料金を払っている方もいます。どうしても子供をグリーンに乗せる場合は料金を払って座席を確保してやるべきです。席が空いていたら座りたくなるのは当然ですものね。
「幼児」が1人で乗車する場合には、こども料金が必要になります。
私も幼稚園の頃に祖母の家へ遊びに行く際に1人で乗った記憶があります。切符を買った覚えなどありませんが、しっかり両親が払っているはずです
乳児が1人で利用することに関してJRは規約で明言していません。1歳未満の乳児が、一人で指定席に乗る状況は安全に支障をきたすという理由で乗車を拒否されそうですし、してほしいですね。
必要です。こども料金の乗車券も必要です。
自由席に乗せれば無料ですが、指定席の場合は指定席特急券だけで良いかというとそうではありません。特急券と乗車券は必ずセットなので、幼児でも指定席を利用する場合は両方必要です。
まとめると、中学生以上が大人料金、小学生がこども料金、未就学児が無料(ただし、席は自由席)です。
我が家では、息子が3歳になるころから自我に目覚めて、自分の席を欲しがるようになりました。
本当は無料なのに!と思いながらこども料金を払ってきました。
子供も何度か利用すると勝手を覚えだすのでご注意を。
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