最終更新:2025/06/29 10:24:20
「早特シリーズ」は、EX予約会員向けの早期購入型割引商品です。乗車日の一定期間前までに予約することで、通常のEX予約サービスよりもお得な価格で新幹線を利用できます。
特に旅行や出張の計画が早めに決まっている場合に、大変便利なサービスです。
一昔前なら金券ショップで買って安く新幹線を利用するのが定番でしたが、現在はここで紹介するサービスが一番安く新幹線を利用できます。
宿とセットで予約する場合はこちらで紹介する方法でさらに安くできます。
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利用する上でのメリットは、
通常のEX予約サービスや駅でのきっぷ購入に比べて、大幅な割引が適用されます。特に「EX早特21」や「EXファミリー早特7」は割引率が高く、長距離の移動でお得感を実感できます。
また、予定が早く決まっている場合は迷わず早特シリーズを利用することで交通費が節約できます。
一方でデメリット(注意点)として下記があります。
どの早特商品も列車ごとに発売数に限りがあるため、人気の列車や区間では早めに売り切れることがあります。また、大型連休など繁忙期には利用できない場合があります。
変更やEX予約であってもできないものがあります。その他、乗り遅れた場合に通常の指定席と違い、後続列車の自由席を使うなどの救済措置がないため、変更や乗り遅れに細心の注意が必要です。
サービス名 | 購入期限 | 最低人数 | 備考 |
---|---|---|---|
EX予約往復割引 | - | 1人 | 601㎞以上 |
EX早特1 | 3日前 | 1人 | 自由席 設定区間少 |
EX早特3 | 3日前 | 1人 | グリーン車 長距離 |
EX早特7 | 7日前 | 1人 | 指定席 長距離 近場は人気区間なし |
EX早特21 | 21日前 | 1人 | 指定席 区間多い |
EXファミリー早特7 | 7日前 | 2人 | 「ひかり」「こだま」指定席 |
過去に何度かサービス名が変わっているため、読み替え表を作りました。
左が最新の割引サービス名、右側が過去の同等サービス名です。
新サービス名 | 旧サービス名 |
---|---|
EX予約サービス(往復割引) | ●EX予約サービス往復割引 ●EX予約往復割引 |
EX早特1 | NEW |
EX早特3 | ●IC早特(タイプA) ●EX早特 |
EX早特7 | NEW |
EX早特21 | ●EX早特21ワイド ●EX早特21 ●IC早特タイプ21 |
EXファミリー早特7 | NEW |
(廃止) | ●IC早特(タイプB) |
(廃止) | ●EX早特28ワイド |
(廃止) | ●EXグリーン早特3ワイド ●EXグリーン早特 ●EXグリーン早特ワイド |
(廃止) | ●EXこだまグリーン早特3 ●こだま☆楽旅IC早特 ●EXこだまグリーン早特 |
(廃止) | ●EXのぞみファミリー早特3 ●EXファミリー早特 ●EXのぞみファミリー早特 |
(廃止) | ●EXこだまファミリー早特3 ●一緒に☆こだま早特 ●EXこだまファミリー早特 |
サービス名に付いている数字は、何日前までの予約かを表しています。
その他、ネーミング体系が統一されてわかりやすくなりました。わからなくなるので、これ以上変えないでほしいものです。
片道601km以上という距離の制限さえクリアできれば当日でも予約可能な割引引きサービスです。
片道601kmというと、東京から西明石より西になります。岡山、広島、博多などが主要駅になります。ここまでくると飛行機と新幹線のどちらで乗車するかを悩む距離です。
新幹線の距離は新幹線の駅間の距離を検索するで紹介しています。
往復割引が使える区間の場合、EX予約の他の割引サービスとの比較で悩むことになると思います。特にEX早特7との比較です。
例えば東京~広島の場合、通常のEX予約なら19,180円ですが、EX早特21なら15,390円で利用できます。
以下に料金面での比較表をまとめておきます。
EX予約 | 往復割引 | EX早特7 | EX早特21 |
---|---|---|---|
19,180円 | 17,990円 | 16,380円 | 15,390円 |
凡例:
「EX予約」・・・EX予約の普通車指定席
往復割引で行き(往路)に乗車後に帰り(復路)の変更も可能です。ただし、取り消す場合は往復割引専用の取り消し手数料がかかります。手数料一覧
私の場合、帰りは飛行機で帰るケースもあり、往復は敬遠しています。
2026年3月31日(火)乗車分にて廃止予定
(代替商品なし)
乗車前日までの予約で自由席が安くなるサービスです。
例えば、東京・品川から乗車すると、新横浜、小田原、熱海、三島、新富士、静岡、掛川、浜松、豊橋、米原が設定区間になります。
主要駅間の設定はほとんどありませんが、乗車もしくは下車の一方が主要駅であれば利用できます。
前日までに予約すれば目安として5%ぐらい割引されます。
乗車3日前までの予約で遠方までの区間をグリーン車で利用する割引サービスです。
個人的には利用することはないと思います。次に紹介する普通車よりも6000円近く高い料金設定なので。
普通にEX予約でグリーン車を利用するよりも安くはなります。例えば、東京から岡山の区間なら、通常23,290円が、20,740円になります。
JR東海が売り出している主力の割引商品。
何が主力かというと、飛行機との価格争いでの主力です。
例えば、(PR)格安航空券モールで航空機の価格を調べると東京~広島間が13,440円~17,620円です。
EX早特7だと16,380円。
めちゃくちゃ対抗した価格です。
EX早特7は7日前までに予約し、特定の区間に限って販売されています。
東京・品川・新横浜からの場合は、新大阪以西だと岡山・福山・広島・徳山・新山口・小倉・博多の7駅。名古屋以東だと三島・新富士・静岡・掛川・浜松の5駅です。
飛行機と対抗する長距離区間を狙った割引ですが、安いので乗る人は活用すべし。
21日前までの予約でかなり安く新幹線が乗れます。目安で10%ぐらい安い。
ただ、21日前って条件が厳しい。以前は乗車時間の制限もありましたが、時間制約はなくなりました。ただし、列車ごとに限りがあります。
結婚式とか法事で予定が確定している場合はぜひとも利用したい。
区間も東京・品川から、名古屋・京都・新大阪はもちろん岡山・広島など主力駅はほとんどに設定されています。
2人以上を7日前までに予約すると「ひかり」「こだま」が安く利用できる割引サービスです。
ファミリーとありますが、こども料金設定もあるだけで家族でなくても利用できます。
通常のEX予約よりも東京、名古屋が片道1,800円割引。家族や複数名で利用する場合はいい割引になります。
6種類の割引サービスがありますが、行き先、時間の制約、早めの予約という3つの条件で絞られます。
行き先は妥協できないので、時間制約(時間がかかってもいい)、早めの予約(早く予定を決めてしまう)の2つが妥協できればお得に新幹線が利用できます。
一昔前は安く移動するなら金券ショップが代名詞でしたが、現在は壊滅状態。JRが回数券を廃止してネット予約に特化しているのがきっかけです。EX予約を利用するのが一番安く利用できます。
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