最終更新:2024/10/19 15:03:06
家族や複数名の移動で割引が大きいのが「EXのぞみファミリー早特」または「EXこだまファミリー早特」です。
のぞみ号、こだま号のどちらを利用するかの違いがあります。
窓口で購入する料金と比較して、
「EXのぞみファミリー早特」は1割。
「EXこだまファミリー早特」だと4割も割引があります。
適用できる条件や設定区間について詳しくご紹介します。
(注)本記事は2023年2月現在の料金・サービス内容です
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条件 | のぞみファミリー | こだまファミリー早特 |
---|---|---|
予約タイミング | 3日前まで | 3日前まで |
人数制限 | 2名以上 | 2名以上 |
列車限定 | のぞみ | こだま |
曜日限定 | 土日祝 | 土日祝 |
時間限定 | なし | なし |
設定駅数 | 6駅 | 5駅 |
こども設定 | あり | あり |
グリーン設定 | あり | なし |
料金(東京~名古屋) | 9,950円 | 8,050円 |
料金(東京~名古屋)グリーン | 12,050円 | 設定なし |
「EXこだまファミリー早特」は、新幹線の「こだま」に限って利用できます。こだまは、各駅停車なので、東京から名古屋は2時間40分です。
逆に「のぞみ」を利用すると1時間40分と、1時間早く到着します。この料金の差と時間をどうみるかで選ぶ方を決めればよいのです。
この所要時間の差以外はありません。
幼い子供連れだと、こだまの利用は厳しいです。
新幹線に乗ること自体は楽しんでもらえますが、在来線を含めて2時間を超えてくるような電車移動は子供が機嫌を損ねないか心配。長時間に耐えられそうになければ、EXのぞみファミリー早特の方が安心できます。
条件は比較的単純ではありますが、適用できない場合はエクスプレス予約画面で表示されないので予約自体ができません。
そういう点では間違えて予約することはないため安心です。
乗車日の3日前までに予約する必要があります。
例えば11月4日に乗車予定の場合、11月1日の23:30までに予約が必要です。
予約の変更も同じく3日前までになります。
11月4日乗車の場合は、変更するなら11月1日の23:30までに行わないと割引が効かなくなってしまいます。
(差額だけ払えば手数料は不要です)
2名以上で予約しないと適用されません。
大人も子供も関係ないので、大人2名、子供2名、大人とこども1名ずつでも適用されます。
エクスプレス予約は本人以外が利用することも認められています。(転売はNG)
ただし、カード会社の制約で、カードを利用して発券するのは本人以外は認められていません。
必ず会員本人が発券してきっぷを乗車する人に渡す必要があります。
乗車する時間帯の制限はありません。土日祝日であれば、始発から終電のいつでも利用ができます。
「こだま」しか乗ることはできません。「のぞみ」「ひかり」は利用することができません。
東海道新幹線では、停車駅が一番少ない「のぞみ」(特急)、中間の「ひかり」(急行)、各駅停車の「こだま」の3つが運行しています。
EXこだまファミリー早特は、すべての区間で利用できるわけではありません。
東京、品川、新横浜、名古屋から発着する主要駅へ行く場合に限られます。
区間はどちらが出発、到着でも構いません。
発区間 | 着区間 | 大人指定席 | 子供指定席 |
---|---|---|---|
東京、品川 | 小田原 | 2,890円 | 1,440円 |
熱海 | 3,300円 | 1,650円 | |
三島 | 3,630円 | 1,810円 | |
名古屋 | 8,050円 | 4,020円 | |
京都 | 9,980円 | 4,990円 | |
新大阪 | 10,080円 | 5,030円 | |
新横浜 | 名古屋 | 7,940円 | 3,960円 |
京都 | 9,880円 | 4,930円 | |
新大阪 | 9,980円 | 4,990円 | |
名古屋 | 京都 | 4,180円 | 2,090円 |
新大阪 | 4,280円 | 2,140円 |
以下は、エクスプレス予約の予約画面で割引が適用できる列車の探し方をご紹介します。
「EXのぞみファミリー早特」の適用には、必ず休日であることと、人数が2名以上(大人、こども混在可)である必要があります。
割引設定がある列車には、上図のとおり「割引」マークがあります。
適用が可能な他の割引条件がある場合もマークがつきますので、必ずしも「EXこだまファミリー早特」かどうはわかりません。
「EXこだまファミリー早特」かどうかは次の詳細画面で確認します。
図中の画面上段に表示されているのが通常料金です。
必ず割引は下の方に表示されるのでそれを選びましょう。
列車の変更は何度でも自由に変更することができます。通常のエクスプレス予約と同じです。
ただし、変更後の列車が「EXこだまファミリー早特」の適用条件に合わない場合は割引が効かなくなってしまうので、差額の料金が必要です。
(例)3日前に予約したが、前日に時間を変更したい場合。
この場合は、変更後の列車は1日前なので「EXこだまファミリー早特」の3日前の予約という条件から外れてしまうため、通常料金になってしまうのです。
キャンセルした場合は通常のキャンセル料が必要になります。
キャンセルした場合は払い戻し手数料といって、一定額を差し引かれた金額が戻ってきます。
列車が発車してしまうと、かなりの額が差し引かれるため、必ず列車が出発する前にキャンセル(払い戻し)の手続きをしてください。
列車が発車する時刻の前までにキャンセル操作を行えば1人あたり320円の手数料で済みます。
2名いたら倍の640円。
きっぷ種類 | 手数料 |
---|---|
普通指定席 | 320円 |
グリーン席 | 320円 |
列車が出発してしまうと、かなりの手数料がかかります。
区間ごとに特定額と呼ばれる手数料が決まっています。
以下の表の料金を差し引かれた料金が戻ってきます。目安としては購入時の半額ぐらいです。
発区間 | 着区間 | おとな | こども |
---|---|---|---|
東京、品川 | 小田原 | 1,560円 | 780円 |
東京、品川 | 熱海 | 1,560円 | 780円 |
東京、品川 | 三島 | 1,560円 | 780円 |
東京、品川 | 名古屋 | 2,890円 | 1,440円 |
東京、品川 | 京都 | 3,900円 | 1,950円 |
東京、品川 | 新大阪 | 3,930円 | 1,960円 |
新横浜 | 名古屋 | 2,870円 | 1,430円 |
新横浜 | 京都 | 3,850円 | 1,920円 |
新横浜 | 新大阪 | 3,880円 | 1,940円 |
名古屋 | 京都 | 2,020円 | 1,010円 |
名古屋 | 新大阪 | 2,020円 | 1,010円 |
切符を発券していると、窓口などで払戻しの手続きが必要です。
きっぷが手元に無い状態であれば、出発翌日以降にEX予約が自動的に払い戻し手続きを行い、特定額が差し引かれた金額が払い戻しされます。
早特関連の割引は全て予約した列車、設備しか有効ではありません。
乗り遅れはキャンセル扱いになるので注意が必要です。
通常のエクスプレス予約や窓口で購入した指定券の場合、乗り遅れても当日中の自由席なら利用可能です。
早特商品にはこの救済がないため、間に合いそうもない場合はキャンセルか、普通の指定席に予約への変更が必須です。
休日になると、直前の列車はEXこだまファミリー早特の座席は売り切れになるケースが多いです。
特に連休だと結構人気の商品なので早めの予約が必要です。
当日、予約した列車に乗れそうにもない場合も早めにキャンセルし、あきらめて通常の列車で予約しなおすこともご決断を。
自分で出発前にキャンセル操作をしないと約半額の手数料を取られるので泣きます。
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