最終更新:2024/10/06 10:49:46
「えきねっと」はJR東日本の提供するネット予約サービスです。
JR各社のネット予約サービスでは最も会員数が多く、2014年末時点で700万人、2018年4月20日に1,000万人、2021年3月は1,330万人です。
唯一、全国JRの特急券が予約できますが、受け取り場所が限定されている制約などがあります。
「えきねっと」はわかりにくいという意見をネットでも良く見かけます。多くのことができるが、制限が多いのがその理由です。これら制約を紹介します。
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えきねっとはJR東日本が展開する新幹線のネット予約サービスです。ネットで特急券、乗車券を予約し、切符を駅で発券して乗車したり、ICカードで乗車したりできます。昔は駅の窓口に並ぶしかありませんでしたが、便利になったものです。
年会費は無料ですぐに申し込めます。今日乗りたい!って思ったらその日に会員登録し、手持ちのクレジットカードを登録すればすぐに予約できます。
頻度は少なくてもJR東日本の新幹線を利用する可能性が少しでもあれば登録しておいて損はありません。
次に、えきねっとの特徴を順番に解説します。
JR各社がネット予約サービスを展開していますが、全国の路線が予約できるのは「えきねっと」だけです。JR以外のサービスでは(PR)きっぷるや、
(PR)【NAVITIME Travel】 があり、自宅までチケットを郵送してくれますが、少し割高になります。
JR各社が全国対応しないのには理由があります。
JRは他社区間できっぷを発券すると手数料をお互いに支払う会社間の決まりがあります。この手数料を嫌がる点とシステム開発面のコストからお互い躊躇している状況です。
この手数料を支払わないために「えきねっと」は発券場所を制限しています。詳しくは記事後半の制約部分に記載しています。
会社間で統合してくれるといいのですが、各社独自で作ろうとするんですよね。昔のVHS対BETAや、PC98みたい。いずれそういうサービスは踏襲される。早く統合してくれ。
お手持ちのクレジットカード、コンビニ支払い、駅で支払いなどが選べます。ただクレジットカード以外の支払い方法には制限があります。
制限などは何日前までに支払うとか、区間によってクレジットカードでしたダメといった具合です。次にそれぞれ紹介します。
登録できるカードに多少の制限はありますが、一般的なカードであれば登録できます。カードで支払う場合は申込した瞬間に決済されます。変更した場合は自動的に清算されます。
利用可能クレジットカード
ビューカード,JRE BANKデビット,VISA,MASTER,JCB,AMERICAN EXPRESS,Diners
バーチャルカードは利用注意です。購入後のきっぷ受け取りや、払い戻しができない可能性が高いです。利用しない方が無難です。
コンビニ支払いは予約区間と、コンビニでの支払いは現金に限られる制約があります。
まずは区間ですが、JR東海、四国、九州の区間が含まれる予約の場合、コンビニ支払いは利用できなせん。
例えば、仙台から名古屋を予約した場合。
仙台から東京はJR東海ですが、東京から名古屋はJR東海(東海道新幹線)の区間なのでクレジットカードでしか支払いできません。仙台から東京駅までの予約なら可能です。また、小倉駅、博多駅が出発または到着駅の場合もクレジットカードでしか支払いはできません。
コンビニでの支払い方法の制限としては現金に限られます。コンビニでカードで支払えません。
コンビニはローソン、ファミマ、ヤマザキ、ミニストップ、セイコーマート、セブンイレブンが対応しています。これ以外あるかな
コンビニ払いは期限があり、コンビニによって期限が違います。セブンイレブンは乗車6日前の22:30まで、それ以外のコンビニは2日前の22:30までです。いずれも期限を過ぎると予約は無効になります。
最新情報は公式ページを再確認ください。
駅での支払いも予約区間の制限があります。コンビニ支払いと同じです。ただし駅で支払う場合はカードでも可能です。ただ駅まで行ってカードで払うなら予約時に初めからカードで払っておけばいい。
区間の制限ですが、JR東海、四国、九州の区間が含まれる予約の場合、駅での支払いは利用できなせん。
駅での支払いの場合は2日前までに支払う必要があります。駅での支払いは、みどりの窓口、自動券売機(みどりの券売機)で可能です。
クレジットカードはお手持ちのカードを利用します。
ビューカード,JRE BANKデビット,VISA,MASTER,JCB,AMERICAN EXPRESS,Dinersが利用できます。
裏に磁気がないカード(ネット決済専用のバーチャルカード)は利用できません。これは受取時に決済で利用したカードを読み込むためです。ご注意を。
東海道新幹線も「えきねっと」で予約はできます。
先にご紹介したように関東以西では受け取りができないため、注意が必要です。
詳しくは、えきねっとで東海道新幹線を予約でご紹介しています。
全国のJR指定席券(寝台車・個室は除く)がネット予約できますが、特定の駅でしか切符が受け取りできません。受け取りができないということは新幹線に乗れません。
切符の受け取りは以下に限られています。受け取りができない駅に行く場合は事前に切符を発券しておく必要があります。
(注)JR東海駅でも、新幹線eチケット、チケットレスサービス、えきねっとトクだ値で購入した場合は受け取りはできません。
JR北海道の駅は2016年12月1日より、JR東海の駅は2022年4月1日より受け取りが可能となりました。
北海道新幹線は予約サービス統合による対応で、JR東海はサービス向上のために相互受け取り可能としたためです。
例えば博多や広島、岡山などはJR西日本の管轄になります。新大阪よりも西にいる場合は絶望的です。キャンセルして駅で買いなおすしかありません。
受け取り不可な例
JR東日本のエリア内で完結する予約であれば何度でも変更ができます
※ただし、初回購入日から3か月先の日付への変更まで
複数のJR管轄(JR東海など)をまたがる場合は1回しか変更ができません。
えきねっとに限らず、JR各社のネット予約は新幹線に乗る駅のJR管轄が一番適しています。JR東日本の区間で特急列車を利用するのであれば登録しても年会費はかからず損はありません。
他のJR管轄駅を利用する場合は、その地域のネット予約を活用する利用方法が一番お得で安心して利用できます。
私は愛知県在住ですが、東京・新大阪間はJR東海のエクスプレス予約。東京からさらに北へ行く列車の予約はえきねっとを使っています。理由はエクスプレス予約は東海道新幹線区間が安く、えきねっとはJR東日本区間が安いためです。
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