最終更新:2024/09/07 13:28:20
新幹線の乗車券は距離に応じて有効期間が決まります。
例えば、東京から名古屋は有効期限は3日間です。東京-名古屋間の距離は360kmぐらい。200kmごとに1日有効期限が増えていく感覚です。
有効期間は乗車券の券面に印字されています。
乗車券の有効期限のルールや事前に調べる方法について詳しくご紹介します。
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乗車券の有効期間を距離によって決めていますが、距離といっても直線距離や、線路の距離といろいろあります。
距離は、工事によって変わる可能性もあります。変化の都度、運賃改定は大変な手間なので駅間であらかじめ距離は決められています。
鉄道やバスの業界では、この決められた距離は「営業キロ」と呼んでいます。実際の距離を指す「実キロ」とは差があります。
例えば東京~新大阪の営業キロは新幹線でも在来線でも526.6kmですが、実際の距離は新幹線の方が在来線より37kmも短い。線路の経路が路線によって違うため、距離に差が生じるのです。
乗車する路線によって運賃や有効期限が違ってもややこしいので、JR独自に決めた「営業キロ」で統一しているのです。
営業キロ | 片道乗車券 | 往復乗車券 |
---|---|---|
100キロ以下 | 当日 | - |
101~200キロ | 2日 | 4日 |
201~400キロ | 3日 | 6日 |
401~600キロ | 4日 | 8日 |
601~800キロ | 5日 | 10日 |
801~1000キロ | 6日 | 12日 |
1001~1200キロ | 7日 | 14日 |
以降は200キロ毎に1日加算されます。往復切符は片道の2倍です。
上記表以外でも大都市近郊区間内各駅相互発着の乗車券は当日限りです。
区間 | 営業キロ | 片道乗車券 |
---|---|---|
東京~新横浜 | 28.8km | 当日 |
東京~名古屋 | 366.0km | 3日 |
東京~京都 | 513.6km | 4日 |
東京~新大阪 | 552.6km | 4日 |
名古屋~新大阪 | 186.6km | 2日 |
新大阪~広島 | 341.6km | 3日 |
新大阪~博多 | 622.3km | 5日 |
新函館北斗~鹿児島中央 | 2,326.3km | 13日 |
余談ですが、新幹線だけの場合の最長営業キロは、北海道の新函館北斗駅~九州の鹿児島中央駅が片道2,326.3kmです。
料金は片道48,060円で、最短でも11時間かかります。乗車券の有効期間は13日間もあります。
特急券と違い、乗車券はJR間をまたいでも、列車を乗り換えても1枚で買えます。通しで買う方が安いです。
yahoo路線情報で調べられます。
検索した区間に表示される距離が「営業キロ」です。この距離を基準に上記の表に当てはめて頂ければ乗車券の有効期間がわかります。
人が通常多く利用する区間であれば2~4日程度が一般的です。
なるべく気にしなくてもよいタイミングで切符は買うことをお勧めします。ついつい忘れてしまったり、アクシデントで日程変更となったりすると紙くずになりかねません。
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