最終更新:2024/10/30 12:43:17
東海道新幹線を最も安く利用する方法を、色々な方法を30パターンほど組み合わせた結果をご紹介します。
金券ショップが衰退した今、ネット予約など割引制度を最大限使うことです。窓口で買うよりも30%安くすることができます。これ以上は難しいです。
また、JR系列以外の手段はありません。完全にJRが新幹線の販売価格を支配いるからです。
割引のためのキーワードは下記で、それぞれ解説します。
結論、一番安いのは「ぷらっとこだま」。誰もが使えて28%安い。
次に65際以上限定ですが、ジパング倶楽部の割引とEX予約を組み合わせると29%安くなります。
移動時間をかけずに「のぞみ」利用なら16%安いのが限度です。
それぞれ比較紹介します。
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限界は30%弱の割引です。
新幹線単体だとそれぐらいですが、宿泊する場合ならさらに安くできます。
ホテルとセットで東海道新幹線を予約すると時期によっては新幹線代が実質無料になるぐらい安くなります。本記事でも「ホテルパック」というものを後半でご紹介しています。
新幹線単体での割引や、さらに安く移動したい場合は、夜行バスなど新幹線以外の移動を利用する方法もあります。
新幹線から少し話が脱線します。
高速バスだと東京、名古屋間が安い時期で2,000円、混雑時で6,000円台です。新幹線だと1万円ぐらいなので、桁が違います。その代わり4時間、5時間かかるので時間に余裕ある方向けです。
最近の高速バスは女性専用、ファーストクラス並みの座席、個室など驚くほど快適ですので、どこでも寝られる方にはうってつけです。
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バス利用についてはこれぐらいにして、
新幹線を利用した割引料金で利用できる方法をご紹介します。
JR東海が安く販売しないからです。
以前は金券ショップが新幹線の回数券を安く買い取って販売していましたが、今は回数券がほぼ廃止されてそのような商売がなくなってきてしまいました。
どんなに空席があってもJR東海は投げ売りしません。より空いた新幹線は、利用者サービスが向上すると考えているからです。
確かにガラガラの新幹線は快適です。
仕事帰りだと家にいるときよりリラックスしちゃいます(笑)
でも、やはり自腹の新幹線は安くしたいですね。
どのきっぷも、元はJR東海が発売する新幹線の切符です。JRの切符をあの手この手で組み合わせ、安く提供しているので限度はあり、値崩れしないよう保たれています。
それでも3割程度、人によってはもっと安くする方法を次の章からご紹介します。
割引率が高い順にご紹介します。
閑散期に「ぷらとこだま」を利用すれば窓口より28%安く乗れます。
「ぷらっとこだま」は、時期によって値段が2段階に変動します。
例えば、東京、名古屋間の値段
・閑散期・・・・8,810円
・繁忙期・・・10,100円
(窓口は10,670円)
閑散期とは、JRが定めている空いている時期です。繁忙期に利用すると12%引きまで落ちるため、他に安く早い方法を利用したほうがお得です。
「ぷらっとこだま」は、安い代わりに時間を犠牲にします。全駅に停車する「こだま」限定だからです。これが一番のデメリット。
所要時間の目安()内は「のぞみ」対比
・東京から名古屋・・・2時間40分(+1時間)
・東京から新大阪・・・3時間50分(+1.5時間)
ただ、人によってはデメリットにはならないです。
この時間を時給に換算するといいバイトに相当するからです。
「ぷらっとこだま」時給換算
・東京から名古屋・・・2,490円/時間
・東京から新大阪・・・2,200円/時間
コスパいいですよね。
だから個人的にはこの「ぷらっとこだま」を閑散期に利用するのがおすすめです。おまけもあります。320円以下の飲み物引換券がもらえます。
その他、デメリットをまとめると
詳しくは、販売元であるJR東海ツアーズでご確認ください。
65歳以上でジパング倶楽部の会員になると、閑散期だと29%割引で乗れます。繁忙期でも23%割引です。
シニア向け限定ですが、手厚い割引です。
ジパング倶楽部は、東海道新幹線「のぞみ」を利用する場合は、乗車券のみ30%引きになります。特急券は対象外です。
そのため、エクスプレス予約の会員となり、特急券だけエクスプレス予約で買うことで割引が最大になります。
例えば、東京、名古屋間の総額
・閑散期・・・8,760円
・繁忙期・・・9,160円
(窓口は11,300円)
「ひかり」「こだま」利用であれば総額30%割引で乗れます。
どちらも割引率は同じなので、乗るなら停車駅が少ない「ひかり」の方がおすすめです。
デメリットとしては、ジパング倶楽部、エクスプレス予約の年会費が必要になります。
ジパング倶楽部・・・3,840円/年
エクスプレス予約・・1,100円/年
1往復することで元がとれます。年に何回か新幹線を利用しないと割引はききません。
写真付きの申込書が必要で会員登録も結構面倒ですが、利用が多い65歳以上の方はぜひ加入してください。
新幹線単体だと30%が限度だとここまでご紹介しましたが、ホテルも含めて30%程度安くできます。
もっと安くなるイメージが私もありましたが、あらためて調べてみると、ホテル代+新幹線代の総額から30%程度安くなる程度です。
ホテルパックとは、新幹線のきっぷとホテルをセットに売り出しているサービスです。主に旅行会社が取り扱っています。
東京名古屋間で、新幹線が往復2万円。
ホテル代が1万円だとすると、閑散期であれば2万円程度で販売されています。
ホテルパックは商品数が多すぎて困ります。
「新幹線 ホテルパック」で検索すると山のようにでてきます。
それぞれ買い方や、制限なども違うのでややこしいです。
自分で探すとハマるので、下記記事を参考にしてください。
東京、名古屋のホテルパックであれば、下記記事がドンピシャです。
いずれも、7社ぐらいのホテルパックを利用した私の経験から、まとめています。ご興味あるかたはご参照ください。
東海道新幹線では「のぞみ」を利用するなら、エクスプレス予約(EX予約)が特急券を一番安く買えます。
エクスプレス予約以上に安いネット予約サービスは他にありません。例えば、(PR)【NAVITIME Travel】 のようなJR以外のサービスもありますが、値段は割高です。その代わり自宅に配送などしてくれるサービスです。
「ひかり」「こだま」を利用するなら先にご紹介した「ぷらっとこだま」「ジパング倶楽部」が安いです。
年2回以上利用するのであれば絶対加入。東京~名古屋間が往復1,000円安くなります。
スマートEXという年会費無料のサービスもありますが、こちらは料金が窓口の定価とあまり変わらず、他の割引との併用ができないため、お勧めしません。
例えば、東京-名古屋の総額(2024年10月現在)
このエクスプレス予約は、安いと思ってそのまま乗車している人が多くいますが、さらに安くできます。
予約を早くすればいいのです。
21日前までの予約で15%、28日前までの予約で16%安くなります。
いずれも、EX予約の会員であれば誰でも買えます。
EX早特21ワイド、EX早特28ワイドという割引サービスで、早特シリーズと呼ばれています。
学生(中学生以上)の方は必見です。
EX予約と併用することで、閑散期なら20%割引で乗車できます。
小学生までなら新幹線は大人の半額のこども料金なので中学生からです。
学生割引(以下、学割)は学校で証明書をもらって窓口できっぷを買えば乗車券が20%安くなります。
特急券はどうするかというと、エクスプレス予約の会員に親になってもらい、親にきっぷを買って発券してもらえば特急券も安く買えます。
(注)EX予約の会員が他の人のためにきっぷを買うのは問題ありません。転売はダメです。
エクスプレス予約の会員はクレジットカードが必要なので、18歳未満は会員になれないので親などが買う必要があります。
乗車券の学割と、エクスプレス予約の特急券の割引で合わせて20%弱の割引になります。
学割を利用する制約がデメリット
学割については詳細に別記事でご紹介していますので必要あればご確認ください。
2018年頃までなら格安の代名詞だった回数券、今はもう壊滅状態です。
ネット予約の発展とコロナ渦で回数券の販売額が落ち込み、次々と主要区間は廃止され、今やごく一部区間しか残っていません。
一部区間でもまだ自由席であれば安くする見込みがあります。今でも使える新幹線の回数券をご参照ください。
安く利用するだけの目的としてはハードルが高いですが、JR東海の株主になると株主優待があります。
東京~名古屋間が約1,000円安くなります。
2024年10月現在の株価だと155万円の投資で10%の割引券が1枚だけもらえます。株を買うほど割引券が貰えますが、庶民には無理です。3億円投資すると割引券が100枚もらえる世界です。
株主優待の割引は、1人分にしか使えません。2人分をまとめて切符を買っても1人分しか割引できません。割引は1人ですが、特急券、乗車券の両方に対して有効です。
株主になる以外に、オークションなどで株主優待券が出品されています。オークションで購入して、使うという方法も有用です。
ただ、10%程度の割引だと微妙です。エクスプレス予約の会員で5%割引ぐらいなので株主優待目的で株をはじめるのは違います。
大きく分けると安く乗車する手段はご紹介した5パターンです。
いろいろとパターンを書き出して整理してみましたが、あらためてまとめると下記のとおりです。
あまり割引にならないのは
・数が少ない回数券
・投資金額のわりにはいまいちな株主優待
以上、です。
本記事は、2024年10月30日時点の情報です。
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