最終更新:2024/10/19 15:03:06
新幹線には乗らずに見送りやお迎えのためにホームに行くには入場券を買う必要があります。料金は駅によって140円~200円で、有効期間は当日の購入後2時間が基本です。
私の場合、いまだに祖母が遊びに来るときに新幹線ホームまで迎えに行くため、入場券を購入しています。
入場券の買い方や使い方、有効期限などルールを詳しくご紹介します。
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通常は切符がないと駅の改札は通れません。新幹線には乗らないけど、改札から駅構内に入りたい場合は入場券を購入します。
入場券は駅ごとに発売されていて、購入後2時間有効です。駅の券売機や窓口で買うことができます。
用途はJRの規約では限定されていません。見送りなど列車への乗車以外の目的で改札を通るためとされています。
乗車以外の目的で乗降場に入場しようとする場合は、入場券を購入し、これを所持しなければならない
出典:JR東海 旅客営業規則 入場券
入場券のルールは、新幹線でも在来線でも同じです。
入場券は当日、改札に入場したい駅で購入し、通常の切符同様に自動改札機を通して入ります。出る時も切符と同じ。
他の駅から乗車する場合は、通常どおり乗車し、新幹線駅の乗換口で入場券を購入すればそのまま改札に入れます。在来線用と、新幹線用に2回購入する必要はありません。
入場券を購入しても列車に乗ることはできません。券面にも記載されています。
例えば、入場券しかもたない人が見送りついでに荷物を列車内までもっていくのはダメです。列車に立ち入ることは禁止されています。
その他、再入場はできません。一度改札から外に出たらおしまいです。
残念ながら、SUICAで新幹線の改札を入場券として通ることはできません。
JR東日本の在来線では21年3月からSUICAなどICカードが入場券として利用できるようになりました。「タッチでエキナカ」というサービスですが、新幹線の改札は未対応です。
入場券は普通の切符と違い、2時間という利用時間の制限があります。このため、ICカードで対応するとなると大掛かりなシステムや改札機の更新が必要となり、採算性がポイントになります。エキナカ利用活性化も狙い、利用客の多いJR東日本だからこそ対応されました。関西や中部は採算面を理由にもう少し先になるでしょう。
「入場券」という言う場合、通常は「普通入場券」を指します。普通入場券以外には、定期入場券が存在しますが、通常は利用することはありません。入場券は1種類と考えて構いません。
普通入場券には切符同様、大人用、子供用の2種類があります。
子供(小学生)は大人の半額です。中学生(12歳)から大人の扱い。幼児(未就学児)は無料です。
幼児の細かいルールでは、大人1人に対して無料となる幼児は2人までです。幼児が3人いる場合は子供用を1人分購入する必要があります。
普通入場券以外には、定期入場券なるものが存在します。
定期入場券は事情がある場合に限って買うことができますので、必要な方はJR窓口でご確認ください。
JR東海の例では、入場券が150円なのに対して定期入場券は4,620円します。30回分に該当します。平日の行きと帰りの2回/日の送迎であれば元はとれますが、必要とする人はかなり限られます。
入場券は駅単位で効力があります。よって駅で1枚買えば新幹線の改札も、JR在来線の改札も両方はいれます。
例えば、新大阪駅で入場券を買えば、JR京都線や神戸線の改札も、東海道新幹線の改札も入ることができます。
入場料金は、その駅を管轄するJRによって料金が決まります。JR各社がそれぞれ料金を定めてきた歴史があり、いまだに差があります。
入場券は小学生から必要になります。小学生はこども料金、中学生から大人料金です。
未就学児は無料です。未就学児は親と一緒に改札を通るか、駅員さんがいる改札口を通ってください。
料金を統一してくれるとわかりやすいですが、元々は初乗り運賃でスタートしたため各社でバラバラになってしまったという経緯があります。
鉄道会社 | おとな | こども | 時間制限 |
---|---|---|---|
JR東海 | 150円 | 70円 | 2時間 |
JR東日本 | 150円 | 70円 | 2時間 |
JR西日本 | 150円 | 70円 | 2時間 |
JR西日本 特定区間 (新大阪、京都) |
140円 | 70円 | 2時間 |
JR北海道 | 200円 | 100円 | 2時間 |
JR四国 | 190円 | 90円 | なし |
JR九州 (博多・小倉除く) |
170円 | 80円 | なし |
例外駅 (博多、小倉) |
150円 | 70円 | 2時間 |
(注)料金は2024年5月現在
新大阪、京都は、JR西日本に属しますが、この2駅だけは料金が異なります。博多、小倉、新青森も入場券の利用金は例外価格です。
多くのJR各社は、入場券を購入した時刻から2時間が有効な時間です。JR四国、JR九州の2社だけは入場券に時間制限をもうけていません。
この入場券の制限時間は、よく誤解されています。
改札を通してから2時間だと思っている方がいらっしゃいますが、これは間違いです。窓口や券売機で購入したときから2時間です。入場券を持ったまま2時間たつと紙屑になります。
例えば、改札の中で5時間過ごしたとします。この場合、改札内にいつまででも居ることはできます。
ただ、改札を出るときに差額分の入場券分を支払う必要があります。5時間なので3時間分の精算になるので、入場券2枚分です。JR東海なら300円追加で精算します。
JR規則では「時間制限を設けることがある」とありますが、実際はいつ買っても購入後2時間の制限があります。時間制限がある場合、再度購入すれば更に2時間過ごすことができます。
駅の窓口か、券売機で買います。入場したい駅でしかその駅の入場券は買えないことにご注意ください。
券売機が買うのが一番シンプルです。入場券専用の券売機はなく、通常の切符が販売されている券売機と同じもので販売されています。
乗換え改札口の料金所や券売機でも販売されています。これは在来線から来た人がそのまま入場券で入場できるようにです。
以下は、券売機の例です。「入場券」の部分を押してお金を投入するだけです。
入場券は当日、入場したい駅で買う必要があります。事前に購入することはできません。
売り切れることもないため、焦る必要はありません。
入場券が売り切れることはありませんが、ルール上は発売を中止することがあります。
ただ、私も最も混雑する年末年始に新幹線ホームまで祖母を迎えに行っていますが、入場券が発売中止となったことは一度も遭遇していません。
事故やダイヤの乱れでホームがごった返す場合などに限られます。
入場券は普通の切符同様に改札機を通せば、改札を通ることができます。これは乗り換えがない場合でシンプルです。
では、乗り換えの場合はどうでしょうか。例でご紹介します。
JRの芦屋駅から交通系ICカードで乗車し、新大阪駅の新幹線ホームまで友人を見送りに行く状況だとします。
(注)ここでJR芦屋駅から新大阪駅までの料金が交通系ICで精算される
(注)入場券は改札から出てくるので受け取ること!
用事がすんだら次は帰りです。ここが少しややこしい。
以上が乗り換えの場合の入場券の利用方法でした。
帰りが少しややこしかったり、精算が面倒なら、もう少しシンプルな方法もあります。
新大阪駅で乗り換え改札を入場券で通るのではなく、一度外に出てしまえばいいです。そうすれば、新大阪駅から普通に交通系ICなどで電車に乗れます。料金も違いはありません。
先の例では、JR芦屋駅から新大阪駅で見送り、さらに吹田まで行く場合はどうすればいいでしょうか。
このケースは少々面倒です。
新大阪駅で入場券を買うときに自動券売機ではなく、窓口で入場券を買ってください。そうすれば新大阪駅までの料金は精算されません。
自動券売機で入場券を買おうとすると、新大阪駅までのきっぷや、交通系ICを入れるようにいわれます。いれてしまうとそこで降りたことになって精算されてしまいます。
そうなると再度新大阪から吹田までのきっぷを買う必要があり、少し損してしまいます。なのでこういう場合は新大阪駅の窓口で入場券を買ってください。
JR在来線の改札の中に新幹線改札がある場合はどうなるのでしょうか?
入場券は1枚でOKです。
例えば、東京駅の丸の内北口改札から新幹線のホームへ行きたい場合、入場券を東京駅で1枚買えば、JR在来線の改札も、中の新幹線改札も両方通ることができます。
新幹線の入場券の買い方、注意点まとめ
入場券は見送りやお迎えだけでなく、最近では改札内の店舗を利用するケースもあります。
私の荒業ですが、喫煙所が駅近辺に無いような東京駅や名古屋駅では、入場券を買って新幹線のホームまでタバコを吸いに行きます。
真夏はホームの喫煙所のエアコンがガンガン効いていて最高の一服スポットです。
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