最終更新:2024/05/11 06:52:20
東海道新幹線 名古屋~京都 料金比較例(2022年11月)
残念ながらこの方法は2022年12月末で使えなくなりました。
普通回数券が販売されなくなったためです。
エクスプレス予約の割引と普通乗車回数券を組み合わせた複数の割引手段を組み合わせた方法です。
200km以内の距離で同じ場所へ何度も出張する場合に限られますが、2割安くできます。
私も実際にこの方法によって出張費をかなり浮かすことができ、その後、私の仕事を引き継いだ同僚が実践していました。
詳しい方法をご紹介します。
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仕事上、お客さんが京都府(JR東福寺駅)にあり、出張で名古屋(JR金山駅)から1年ぐらい日帰りで行く機会がありました。
この時に活用した「エクスプレス予約」+「普通回数券」で乗車することで、片道1,215円を浮かすことができ、往復で2,400円、約20%の割引になります。
怪しい方法でもなんでもなく、金券ショップも利用しない正規の切符です。
方法はいたってシンプルです。
エクスプレス予約で予約する際にe特急券(乗車券なし)で予約し、乗車券は別に購入する普通回数券で乗車します。
回数券をフル活用するため、残念なことにどこへ移動するにも使える方法ではありません。
写真の2つの切符によって、JR線で金山駅から名古屋駅まで乗車し、新幹線で名古屋から京都へ移動、京都駅からJR京都線で東福寺駅へかなり安く移動することができます。
利用できる移動パターンに残念ながら制限があります。
会員でない場合は会員登録すれば可能です。
クレジットカードが発行できる人であればだれでも可能です。
▽会員登録方法→エクスプレス予約の会員登録と退会
割引の実態としてはほとんどがこのエクスプレス予約による割引です。
6枚綴りの新幹線回数券よりも安いです。
新幹線を含むJR線の移動距離が200km以内であることが必要です。
理由は、JRの普通回数券が利用できるのが200km以内の区間のためです。
多少なら乗り越しで清算すれば実現はできますが、毎回は面倒です。
金券ショップや新幹線でよく言われる回数券とは新幹線の特急券も含めたものが一般的ですが、ここで利用するのは乗車券だけの普通回数券で現在も「みどりの窓口」で発売されています。
200kmの目安ですが、東海道新幹線では以下の区間が目安です。
▽関連→新幹線の駅間の距離を検索する
これも回数券の制約になります。
回数券は、10枚分の価格で11枚購入できます。
(新幹線の特急券を含む回数券は6枚綴りです)
この回数券の有効期限が購入してから3か月なので有効期間内に使い切れる頻度での乗車が必要です。
回数券は1人で使い切る必要はなく、複数名でシェアすることも認められていますので、2名なら2往復半、5名だと1往復でほぼなくなります。
私の場合は同僚と一緒だったため、2名での利用することから回数券は直ぐに使い切りました。
途中1か月ほど出張が途絶えたことがあり焦る(汗)
エクスプレス予約は正規の窓口で買うよりも割引が効きます。
この割引は実は、「特急料金」だけに限られます。
乗車券に対して割引は効いていないのです。
以下は名古屋~京都間の新幹線料金例です。
●正規の料金
5,800円(乗車券:2,590円、特急料金:3,210円)
●エクスプレス予約の場合
4,820円(乗車券:2,590円、特急料金:2,230円)
上記のとおり乗車券に対して割引がありません。私もこの事実に気付いたのは2年程前です。
エクスプレス予約は既定では、乗車券が一体のEXICで予約されてしまいますが、予約時に「e特急券のみ購入」と指定することで乗車券は別に購入することもできます。
この方法は元々、新幹線の駅までJRで移動する場合、乗車券の長距離割引が効く距離の場合に、乗車券を乗車駅から購入した方が安くなるケースに対応するために残されています。
乗車券を別に手配することで、次に解説する回数券を活用することができます。
200km以内の区間であれば、11枚綴りの回数券が10枚分の料金で買えます。
つまり、名古屋~京都の例だと、2,590円が1回あたり2,355円と235円安くなります。
1回だと大した額ではありませんが、私のように何回も同じ場所へ出張する場合は、ちりも積もれば財産?になります。
普通回数券は、乗車または下車する両駅のみどりの窓口や、一部旅行会社で購入できます。
小さい駅だと発券できない場所があるため、大きな駅で購入する必要があります。JR東福寺の駅では買うことができず、京都駅または名古屋駅で購入。大きい駅のみどりの窓口は混むので嫌ですが、仕方なし。
普通回数券の場合は残ったら数百円の手数料で、払い戻しはできます。
(新幹線回数券は1枚でも買うと払い戻しができず、金券ショップやオークションで売るしかありません)
注意点として、払い戻しは購入した駅でしか払い戻しができない点です。
購入時には以下のような表紙が1枚もらえますが、赤印で記載があるように購入した窓口以外では払い戻しができません。
窓口や旅行会社では、カード購入時はカードでのマイナス基本で、現金で払い戻しはされません。
一時問題となったクレジットカードで換金ができるからですね。
私の場合、25回程の出張だったため、合計で3万円近く正規料金よりも浮いたことになります。
あなたの会社で、もしも出張費が実費精算でないならば、まる儲けです。
なかなか、距離と回数で条件が合うケースは少ないですが、合致すればウハウハ。
個人で特定の場所へ連続して移動するケースではぜひとも使いたい方法です。
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