最終更新:2024/05/12 06:18:58
新幹線の改札を通る場合に、どんなルールなのかが未知数で不安を覚える方も多いかと思います。
私も初めて乗車した時や、新幹線のEXIC(IC型の切符)を初めて利用した際は人のやり方を横目で見たものです。
最近はsuicaなどのICカードが一般的になったり、新幹線のきっぷ自体も一部IC化されたりと複雑化しているのも更に不安を増す原因となっています。
本記事で、改札の通り方をそれぞれパターン別にご紹介したいと思います。
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新幹線に乗るには「乗車券」「特急券」の2つのきっぷが必要です。改札で2つ投入します。
※新幹線では基本2枚ですが、1枚に統合されているタイプもあります。
きっぷとは料金を支払った証明です。乗車券は乗車料金、特急券は特急料金を支払った証明になります。ご参考に、在来線は乗車料金だけなのできっぷは1枚だけですね。
特急券は新幹線に乗車する区間だけ必要ですが、乗車券はJR在来線の区間分も必要です。
具体的な例でご紹介します。
上野駅から名古屋まで行くとします。
乗車券は上野から名古屋まで、特急券は東京駅から名古屋駅までを買います。
改札では下記のとおり切符をとおります。
①上野駅の改札で乗車券のみをとおします。
②新幹線に乗る東京駅で、乗車券(上野駅で通した同じもの)と特急券を2つ改札機にとおします。
③名古屋駅では、乗車券、特急券の両方を改札機にとおしております。
上記は上野からJRを使う場合です。上野から仮に地下鉄で東京へ行く場合は、地下鉄の乗車券を東京駅まで買い、改めて東京駅で東京から名古屋の乗車券を買います。特急券は東京から名古屋です。
切符の基本がある程度わかったところで、具体的な改札の通り方をご紹介します。切符は購入方法や区間によって種類が違いますので、パターン別に解説します。
2枚同時に自動改札機にいれます。乗車時も下車時も同じです。
JR東海、東日本の新幹線改札機は最大で4枚まで投入が可能です。複数枚ある切符は重ねて改札機にとおします。
裏が磁気の昔からある切符です。
みどりの窓口で購入した場合、ほとんどのケースでは乗車券と特急券それぞれを人数分渡されます。
きっぷは上記図で示してあるところに重ねて入れます。
もう少し詳しい手順
1枚を自動改札機にいれます。
在来線できっぷを通すのと変わりはありません。
一葉券と呼ばれるタイプのもので、特急券と乗車券が1枚になっています。乗車券と特急券の区間が同じ場合に発券されるケースがありますが、他にも条件があります。
エクスプレス予約やスマートEXの会員向けのサービスで発券する場合も一葉券です。
きっぷは上記図で示してあるところに重ねて入れます。
もう少し詳しい手順
EXICカードを自動改札機にかざします。
在来線でsuicaやicocaなどで通るのと変わりはありませんが、事前にネット予約が必要です。
EXICカードは特急券と乗車券が一体で、エクスプレス予約の会員向けのICカードです。
非会員が窓口や券売機で購入することはできません。
改札機がカードの会員情報を読み取ると、ネット予約された列車記録と照合されて改札を通る仕組みです。事前にEXICカードにきっぷの情報を記録するなど煩わしい作業は不要で、事前にネット予約しておけば当日利用することができます。
EXICカードは図の箇所にかざします。SUICAやmanacaと同じ要領です。
もう少し詳しい手順
他のJR線などから新幹線へそのまま乗車できる乗り換え改札はどうするのでしょうか?
切符やSUICAなどはどっちが先なのでしょうか?
順番が以下のルールで乗車時/下車時共に統一されています。
料金が高額な新幹線の切符が先!と私は覚えるようにしています。
新幹線専用のEXICカードと、SUICAやICOCAで乗り換える場合は、同時にタッチすれば通ることも可能です。モバイルsuicaなら先にEXIC、続けてスマホをタッチして通ります。
東京駅は、JR東海の東海道新幹線と、JR東日本の東北、山形、秋田、上越、長野、北海道新幹線と行先別に7種類の新幹線が発着します。
新幹線と新幹線の乗り換えはJR東海とJR東日本の新幹線を乗り換える場合です。
東海道新幹線との乗り換え改札は3種類方法があります。
1つ目の改札同士で乗り換えるには切符での乗車が必要です。(JR東海とJR東日本は会社が違うので特急券は必ず別になります。)
東京駅までのきっぷと、東京駅からの新幹線の切符が手元にないと利用できません。JR東日本とJR東海はネット予約で提携していないため、エクスプレス予約などのチケットレスの乗車方法では改札機が対応していません。
乗り換える場合は手持ちの切符を全部入れます(4枚を超える場合は改札の駅員さんに確認してください)。
2つ目の一度在来線乗り換えコンコースへ出るパターンが一番多いと思います。
えきねっと、エクスプレス予約の各ネット予約で発券やチケットレスに対応した改札機なので利用者数は多い。
東京駅は在来線と新幹線の改札が2重になっているため、新幹線の改札から在来線の乗り換え改札から乗り換えます。
この場合でもお手元持ちの切符を全部入れます。
最後の東京駅の改札から外へ出るパターンですが、時間は一番かかりますが、単純でわかりやすいです。
乗車した新幹線の切符だけを投入して東京駅から改札の外に出ます。「出口」と書いてある改札口を探して出ます。
出てから、次に乗る新幹線の改札口で再度切符を改札に投入して乗車します。
改札で引っかかっている人は在来線と比べると非常に多くいらっしゃいます。
在来線とは違い、待機している専属の係員が直ぐに駆けつけてくれます。
また、在来線のように引っかかった場合に後ろからのプレッシャーはありませんので気楽に通って下さい。
写真は新幹線京都駅からのJR京都線に乗り換える改札口です。
偶然ですが、改札で引っかかっている人と、応対する係の方が写っていますね。
人の出入りが少ない改札ですが、引っかかるとちゃんと係の方が助けに来てくれます。
東京駅では2019年夏から駅の係員さんが親切に対応してくれる改札が登場しました。
左よりの改札に3、4人の係員さんが丁寧に対応してくれます。右の方の改札機は慣れている方といった具合に分けられています。
不安がある人にとっては非常に頼もしい取り組みです。また、良く利用する人にとっても、流れがスムーズになるので、すごく良い取り組みだと思います。
新幹線には切符が2種類あるのがややこしくしていると思います。更にICカードでの乗り換えが組み合わさるとさらに不安になります。
乗換時は、高い新幹線の切符が先!と覚えましょう。
最近は外国の方も多く、改札でとめられる人がたくさんいます。
新幹線駅は、駅員さんも必ずいるので、やってみてダメなら声をかけてくれるので安心して通ってみましょう。
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