最終更新:2024/06/20 11:26:01
新幹線は1号車から最大で16号車までありますが、どっちが前でどっちが後ろかわからなくなりますよね。
結論は、
JR東日本の各新幹線は、東京駅側(上り)が1号車。
JR東海の東海道新幹線は新大阪・博多方面(下り)が1号車。
JR九州は、鹿児島中央側(下り)が1号車。
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新幹線は旧国鉄時代からの原則として、東京駅を基準に西側が1号車という法則があります。
これは1872年に日本初の鉄道が新橋駅(現、汐留駅)から横浜駅(現、桜木町駅)で開通した際に、西に向かって先頭から順に1号車と号車番号をつけたのが始まりだといわれています。
新幹線の列車は終着駅で必ず折り返します。上り、下りで先頭車両が逆になるのです。
例えば東京駅を出発した新大阪ゆきの下り列車の場合、1号車を先頭に出発し、新大阪で折り返して上りは16号車が先頭になります。
皆さんも一度はテレビで新幹線の清掃の様子を見たことがあると思います。東京駅で掃除すると同時に、座席もすべて回転させて前後の向きを変えています。
東京駅から新大阪、博多方面がが1号車です。つまり下り列車の先頭が1号車、上り列車の先頭は16号車になります。
(注)山陽新幹線の区間(新大阪、博多間)では8両編成の列車もあります。その場合は上りの先頭車両は8号車です。
座席番号は、1番から最大20番まであります。座席番号も新大阪、博多側が1番、東京駅側が20番になります。上記の座席配置図では左が新大阪、右が東京駅側です。
参考までの上が内陸(富士山が見える席)、下が太平洋側(浜名湖が見える席)です。
東海道新幹線、山陽新幹線は、とにかく西が号車も座席番号も1号車、1番と番号が若いと覚えます。
JR東日本は6つの列車が運行していますが、いずれも東京駅側が1号車です。上りの先頭が1号車です。東海道新幹線とは逆です。
座席番号も東京駅側が常に1番になります。
九州新幹線は鹿児島中央側が1号車です。
感覚的に九州新幹線は南に向かっていますが、実際は南南西です。東京駅から見て西なので、西が1号車の法則は守っています。
座席番号も1号車が側から順に1番~20番と番号がふられています。
北海道、東北、秋田、山形、上越、北陸新幹線では、上り列車の座席番号が若い方が前。下り列車では若いほうが後ろです。
東海道新幹線、山陽新幹線では下り列車の座席番号は若い方が前、東京方面の上り列車は座席番号が大きいほうが前です。
九州新幹線では、鹿児島中央方面の下り列車の座席番号は若い方が前。博多方面の上り列車が座席番号が大きいほうが前です。
新幹線の各車両はほとんどがドアが前後2つありますので、どちらから乗るかも大事です。
座席番号が20番なのに1番側から乗ると細い通路を25メートルぐらい歩く必要があります。しかも前から人が来るので結構大変です。混みあっている時間帯だと車両内が混雑してしまいます。
どちらから乗るべきか見分ける方法は比較的簡単です。
ホームで自分の乗る号車がわかったら、隣の号車が小さい番号か、大きい番号かを確認します。
例えば6号車3番A席に座りたい場合、
(注)座席番号は車両によって最大何番までかは違います。
新幹線に何年も乗っていてもなかなか覚えられないんですよね。
私は、これで覚えました。
北海道から九州まで1本の列車と考えます。北海道を出発して、東京、博多、鹿児島と列車が進みますが、その先頭車両を1号車と覚えましょう。東京駅を起点に考えてしまうとややこしくなります。
最後にもう一度、1号車はどっち?
座席番号も1号車側の座席番号が若い。
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